--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.533 (2006.07.07)

Q. はいしゃさんからの疑問

 歯科医です。
 遠くから来られる方もありますので、待合室には公衆電話を置いています。テレホンカードが使えるタイプです。
 ところが、最近はみなさん携帯電話をお持ちのようで、公衆電話を置いていても、もうあまり意味がないような感じです。引き上げてもらおうかなと考えています。
 似たようなケースは多いでしょうから、世の中から公衆電話はどんどん消えていくでしょう。公衆電話の台数がすくなくなると、テレホンカードも必要なくなります。多分、公衆電話よりも先にテレホンカードの方が消えると思うのですが、いかがでしょうか?
 ETCが導入され、ハイウェイカードが廃止になりました。あっという間だったような気がします。
どなたか、テレホンカードの今後の動向を教えていただけないでしょうか?

そういえば、「図書券」がなくなって、「図書カード」になったなぁ。(星田)


A. にゃこさんから

 昨年から今年にかけて、入院していましたが、病院内は原則として携帯電話の電源はオフにするように言われていました。どうしても使いたい場合は、寒風吹きすさぶ玄関で使わないとなりませんでした。
 カードを使わず、コインで通話したところ、10円玉があっというまになくなりました(公衆電話の通話料金は意外と高いのです)。したがって、こういう「特殊」な場所でのニーズはあるのではないでしょうか。
 脱線しますが、手術後の下着は丁字帯というものを着用しますが、これが「越中ふんどし」そのものなのです。現在では通常の下着としてふんどしが使われるのは少ないですが、このように病院の中という特殊な環境では、いまだに使用されています。テレホンカードも丁字帯のように生き残るのかもしれません。

そうですね。病院内ではよく、テレビを見るためのカードも売ってますね。あれは、病院やホテルでないと見かけません。でも、生き残ってます。(星田)

A. mogamiさんから

 テレホンカードは磁気式とICカード式がありましたね。
 一時期は、ICカードを普及させて、偽造される恐れがある磁気式は廃止される予定でしたが、逆にICカードが普及しなかったため、ICカードが廃止され、また磁気式に戻りました。磁気式カードが今後廃止される予定はないので、一応残っていくはずです。
 なお、公衆電話について、災害時などのときのために、最低限の数を設置しなければならないと法律で決められているので、全滅することはあり得ません。ただ、任意で設置されている分は、減っていくことでしょう。

A. トンビーさんから

 今後ますますテレホンカードを使わなくなるのは間違いないでしょうね。
 私はケータイを持ち歩くのが面倒なのでテレホンカードを財布に入れています。でも外出先からはほとんど電話をかけないので何年も前から同じカードです。
 一時期、テレホンカードを100枚以上も集めましたが、未使用のまま持っているのがもったいなくなり、10年くらい前にNTTで換金しました。
 未使用のテレホンカードであればNTTに持って行くと1枚につき50円の手数料でお金に換えてくれます。ただし、現金をくれるわけではなくNTTが預かってくれて、家の固定電話の通話料金が生じたときにそのお金から払う形になります。基本料金の支払いには使えず、あくまでも通話料金分だけに使えます。ですから、家の電話が IP電話などNTTを通さない電話だったりすると預かってもらっているお金がなかなか減りません。困ったものです。
 なお、換金処理後のカードは、小さなパンチ穴が3つほどをあいた状態(公衆電話で使ったときにあく穴と同じです)で返してもらえます。
 穴はあいてしまいますが、1枚500円〜1000円のコストがかかっていたコレクションを1枚50円のコストにダウンすることが可能です。
 ということで、テレホンカードはほとんど使われなくなるでしょうけれど、手元のテレホンカードが無価値になるということはないでしょう。

やまさん、ナボさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。