Q. とんこさんからの疑問
アズキは漢字で「小豆」と書きますね。どうして「小さい豆」なのでしょうか? アズキなんかよりも小さな豆もあるのに、どうしてアズキが「小さい豆」なのでしょうか?
また、ダイズはどうして「大豆」なのでしょう?ダイズよりも大粒の豆はたくさんあります。ただ、ダイズは豆腐に使ったり、醤油に使ったりという意味で、私たちにとっては重要度が高いですから、「偉大」という意味なのかもしれないなぁと考えています。
話はそれますが、アズキと香川県の小豆島って、何か関係があるのでしょうか?
★「小豆」と書いて、「アズキ」って読みにくいですよね〜。(星田)
A. アンギラスさんから
どちらも古事記や日本書紀にあるような古いものです
まずアズキについて調べてみました。
意味的には「ア」+「ズキ」にわけられて、「ア」=赤、「ズキ」=早く溶ける、という意味があるそうです。「ア」という音は神を表す神聖なものでもあるそうです。英語でも「Adzuki Bean」と書くそうです。
小豆島は、日本書紀で「阿豆キ(木へんに只)辞摩=アズキジマ」と読まれてたましたが、鎌倉時代ぐらいから「しょうどじま」と呼ばれるようになったらしい。
推測ですが、当時は文化が遅れていた関東武士は、穀物のアズキも文章も見たことがなかった。したがって「小豆」をアズキと読めず、「ショウズ」と読みそれが転訛して「しょうどしま」になったのではないでしょうか?
ダイズですが、単に大きいという意味ではなく「大いなる豆」という意味で「一番目の」という意味です(長男・長女というのと同じかな?)。おそらく大陸から最初に渡来した豆なのでしょう。
A. TOBYさんから
ぼーっとテレビを眺めていたら、
「なぜ大豆は大きな豆で、小豆は小さな豆と書くのでしょうか?」
うんぬんという言葉が聞こえてきまして、あわててメモをとりました。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/itadaki/index.html
大豆の「大」は 数が多いという意味。この場合の「数」は、「使い道」を指すのだそうです。豆腐とか醤油とかいろいろ使われていますね。
逆に小豆は、用途が少ないというところからこの字があてられたとか。実際、小豆と砂糖をあわせたものを利用した大福餅が発明されるまで、小豆の用途には、バリエーションがすくなかったのだそうです。
|