Q. Ｊｕｌｉａｎさんからの疑問
多くのお医者さんは白衣姿のとき、左胸のポケットにたくさんのペンを差しています。電子カルテが日常的になった今でも、そのいでたちは変わりません。
２本くらいなら、１本が書けなくなったときの予備とも思えるのですが、５〜６本差しているお医者さんも少なくありません。また、そのペンを使っている光景をあまり見ないのがまた不思議です。そういえば看護師さんも。
何であんなにペンがいるの？
★ペン以外の物も入っているような気がします。
どんな物が入っているんだろ？ それにしても、たしかに、多い！（星田）
A. アンギラスさんから
看護士さんに直々に聞いてみました。
一人に聞いただけなんで他の理由があるかもしれませんが、その方の場合、点滴のバッグに印を入れて液が時間あたり適正な量で落ちているか？とか、チェックリストに記入したりとかで、筆記用具は結構使うそうです。
しかも、バタバタと忙しいので、よく患者さんのところや詰め所や作業している場所に置き忘れたりするそうです。
１・２本置き忘れてきても大丈夫なように、複数持っているのだそうです。そして、落ち着いたときに「回収」して回っているそうです。
A. muraさんから
私は看護師をやっています。
電子カルテ化が進んでいますが、手書きの書類もまだ結構残っています。以前はバイタルサイン（体温や脈拍など）をグラフ記載するときに、体温は青、脈拍は赤、血圧は緑などと書き分けていたので、４色ボールペンを使いました。
それに加えいちばん多く使う黒色は書きやすい物を別に１本使用。あとは何かにネームを入れたり印を付けるためのマジックペン。それと瞳孔反射確認や照明に使うペンライト。
基本はそんなところですが、あとは薬剤メーカーなどから宣伝・販促用（？）のボールペンを貰ってとりあえずポケットに差しておくこともありますね（笑）
科によっては診察に使うゲージとかツールもあるかも。
A. glucoseさんから
ワイシャツの胸ポケットに携帯やたばこを入れていて、ちょっとしたときに落としたことありませんか？
医者や看護師も同じで、ペンを１本しか胸ポケットに入れていないと、ちょっとしたときに落とすからだそうです。
特に病棟看護師の場合はベッドに寝ている人に何かするために下を向くことが多いので、そのときにペンが落ちてきて患部に当たったら危ないですから。そうでなくても清潔感が重要な病院で落ちた物を拾ってポケットに入れ直すというのは印象が悪いですし……。
ちなみにポケットの中はペンの他に、ペンライト、はさみなどを入れている人が多いらしいです。
A. 麻生有美さんから
あのペンの中には、薬屋の宣伝用の物も入っているのです。特に、物を書くためだけに持ってるわけじゃないのです。
宣材だから、病院の通路を歩くだけで、２〜３本手に入ります。今度ペンをよく見てください、「〜製剤」とか、「〜薬品」とか入ってるはずです。普通に使うペンは、机のペン立てに入れてあります。
A. いっす〜さんから
以前看護師をしていました。
今は電子カルテが普及してきているといえ、まだまだ手書きの書類はたくさんあります。色分けして書くこともあり、黒色だけでなく、赤・青・緑等のボールペンが必要でした。
だいたい３・４色セットになったものを使用しますが、減りやすい色って決まっていて、結局複数本持ったりして……。
必要なのはボールペンだけではありません。普通のボールペンだけでなく、印鑑付のもの、瞳孔反射を見るためのペンライト、テープを切るためのハサミ等も携帯していましたよ。
A. ざ〜さんから
医者です。
医者が使っているボールペンはたいてい、黒と赤の２色ボールペンです。黒をよく使うので、当然黒色が先に書けなくなります。
でも、赤色もわりと使うので、赤が書ける間はもったいないので、捨てられません。次第に赤しか書けないボールペンが胸に貯まってきます。
看護師がいっぱいペンを持っているのも多分同じ理由です。さらに彼女達は、薬品に書き込むマジックペンやラインマーカー、鋏などを持ち歩くからもっと増えることになります。
ちなみに、私は黒赤がちゃんと書けるボールペンを１本しか絶対に入れません。それは仕事場で作業着に何度も着替えるからです。着替えた服に差したボールペンが赤色しか書けなかったら困るからです。
A. ＢＪさんから
当院ナースからの意見です
「本当に必要なボールペンは数本ですが、患者介護の際に中身がバーッと落ちてしまう恐れが有り危険なので、パンパンになるほど入れてストップをかけてます」
医師の意見は、
「医師は色々な部署に移動し参加し、書類にサインを求められることが多いのです。行った先でペンをよく忘れてしまいます。ないと仕事に差し支えますので必要以上に多めに持ってます」
ということです。
★SOSさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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