Q. ふくろうさんからの疑問
ほとんどの方が経験されている学生の運動会。赤組と白組に分かれて、得点を競った運動会をされた方も多いと思います。
NHKの年末にある「紅白歌合戦」も「赤組・白組」に分かれてしますよね。
でも、「赤組」を「紅組」とも書かないし、「紅白」を「赤白」とも書かないですよね。
この「赤」と「紅」の違いってどうなんでしょうか?
★確かに! 「紅」って一体何なのかな?(星田)
A. かいちょさんから
「紅」は口紅などの赤い顔料を表します。そこから、「紅一点」のように女性を表す文字として使われています。
「紅白歌合戦」は男女に別れて競い合うものなので「紅白」を使い、それに対して小学校の運動会などは、男女別ではなく単なるグループ別けなので「赤白」を使います。
★なるほど! かなり、納得できました。
野球の「紅白戦」の場合は、単なるグループ分けですが、「紅白」ですね。さあ、これは、どういうわけか?
また、別の理由があるのか?(星田)
A. アンギラスさんから
私なりの意見です。
「赤」は染料として用いられた植物「アカネ」の色で、「紅」は同じく「ベニバナ」の色で、別の色である。
他にも硫化水銀(丹=に)から作られた「朱」があり、それらの色を総称して大雑把に「アカ」と呼び、その時は「赤」という字を当てた。赤組の「赤」は「赤系統の色」組という意味ではないでしょうか。
紅白歌合戦や野球の紅白戦の「紅白」は源平の合戦で、平家が赤い旗印を用い、源氏は白い旗印を用いたことに由来すると思います。おそらく平家の赤い旗印はベニバナで染められていたので「紅白」なのでしょう。
A. ごんたさんから
紅白戦のルーツは源氏と平家の戦いであると、どこかの文献で見た記憶があります。両軍の幡の色が由来するとのことで、以来二つの軍勢に分かれて争う場合の名称として定着したということです。
したがって、「赤組、白組」と呼ぶのではなく、「紅軍、白軍」と呼ぶのが正しいのではないかと思います。
元々が軍勢の争いですから、男女の区別は無いはずで、紅白歌合戦は男女に分かれて争うことになったため、女性に関連するイメージの多い赤を女性軍に当てはめただけだと思います。
★セセキの熊さん、お米大好きさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
A.現在、調査中です。情報ください。 [メール]
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