--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.569 (2006.12.16)

Q. プラウラーさんからの疑問

 みなさんは、信号待ちでイライラしたことありませんか? ときどき、すごく長く待たされることがあります。
 信号の長さって交通量や幹線道路などごとに違うと思われますが、基準はどのぐらいで誰が決めているのでしょうか?

調子いい場合には、青信号ばかりで連続して交差点を通過できますね。(星田)


A. glucoseさんから

 どうやって決めているかはわかりませんが、何かあった場合は警察官が手動で操作することができます。
 信号の柱にグレーの箱がありますが、それを開けると信号を操作するリモコンが入っています。ボタンが1個ついているだけの単純な構造だったと思います。ボタンを1回押すと今まで青だった歩道用信号が点滅し、もう1回押すと赤になり、さらに押すと自動車用が黄色になり……、とボタンを1つ押すたびに次の動作をするのです。
 もう20年くらい前ですが、警察官が操作しているときに話しかけられ、そのまま操作をせずに黄色信号が1分くらい続いていました。進んでよいのか悪いのかわからない車が徐行で進んだり。結構危険な状態だったのを覚えています。

A. Volklさんから

 疑問に対する答えは他の人に譲るとして、昔(10年程前)あるメーカから依頼されて、海外向けのインテリジェント信号用交通シミュレータを作成しました。
 以下に記述する機能を持つ信号機を作成すると、既存の信号機と比較して渋滞がどう緩和されるのかを説明するためのものです。
 そのときの信号機の機能の抜粋です。

1.歩行者を熱センサーで検出して歩行者用信号を制御する
2.歩行者の歩くスピードを検出して歩行者用信号を制御する
3.法定スピードを守って走っている車の場合には、スムーズに走れるように信号の長さを制御する
4.法定スピードをオーバしている車の場合には、黄色信号の時間を短くして、早めに赤信号にしてしまう
5.曜日や時間帯によって、信号が変わる時間を制御する
6.渋滞している方向を検知して、渋滞を緩和する方向に信号が変わる時間を制御する

など、様々な機能が盛り込まれています。
 実現されているのかどうか分かりませんが、日本の信号機には、既にいくつかの機能は実現されていると聞きました。

A. アンギラスさんから

 信号の時間の基準になる通行量の具体的数値については、よく解りませんが、それを決定しているのは、各都道府県の警察本部の交通部交通規制課です。
 幹線道路などでは、それぞれの道路の通行量を考慮してコンピューターで計算して時間を決定しています。
 上手い具合に信号に引っかからずに走れるのも、順調に流れるように制御しているからです。
 逆に夜間の住宅地などでは、車がスピードを出さないように、赤と青が交互になるような制御になっている場合もありますね。

A. 熱田さんから

 信号機を管轄しているのは警察です。信号の点灯間隔を決めているのも警察です。
 大きく分けると、「平日・休日」、「朝・昼・夜・深夜」によって間隔のパターンが決まっており、決まった時刻にパターンを切り替えてます。間隔の秒数は、過去の統計から決めていると思います。

A. 異邦人さんから

 交通信号機の点灯パターン(タイミング)は警察庁による指針を基準に各都道府県警察が所掌する信号機について交通事情などを勘案して設定しています。
 踏切を含む交差点などで電車の時刻表が変更された直後などに一所懸命制御機を操作している警察官などの担当者がいるのを見掛けることがありますね。