Q. ケンママさんからの疑問
マカロニサラダを作りました。
作りながら思いました。どうして、マカロニには穴があるのでしょう?
材質はスパゲティと同じようですし……。味がよく浸みるようにということなら、はじめからあんな形にせず、穴を開けずに細くすれば済むことですし……。
パスタには様々な形があります。マカロニもそのバラエティの一つということでしょうか?
★食感かな?(星田)
A. ごんたさんから
私も、食感だと思います。
もう一つの理由として考えられるのは、スープやソースなどの味をいかにたくさんからめることができるかだと思います。
マカロニの中には貝殻の形やリボン、車輪のような形など、様々なバリエーションがありますから、見た目の受け狙いって線も捨てがたいのですが……。
A. アンギラスさんから
推測ですが、マカロニに穴が開いているのは、スパゲティなどとの食感の違いを出す。茹で時間を短縮する。味を染み込みやすくする。などの理由があると思います。
質問者さんは、
》味がよく浸みるようにということなら、はじめからあんな形にせず、穴を開けずに細くすれば済むことですし……。
とおっしゃってますが、パスタを細くするのは簡単ではありません。
パスタ類は総じて、デュラム小麦の粉を固目に練って、パスタマシンに入れ、マシン内を真空状態にして生地内から空気を抜き、80〜100kg/cm^2の高圧をかけて押し出して作ります
しかし、デュラム小麦は普通の小麦に比べグルテンが多く固いし、脱気されて一層固くなっているので、細い穴から押し出すのは困難なため、できる細さには限界があるのではないでしょうか。
A. 黒男さんから
食感がよくなるからだと思います。
茹で具合の均一化、時間短縮にも一役買ってそうですね。
パスタはソースの絡みやすさ、食感、見た目などで300種類以上に分類されていて、マカロニもショートパスタのひとつです。
ほかに有名なパスタはペンネ(ペンネ・アラビアータが有名かな?)やルオータ(車輪の形)、ファルファッレ(蝶の形)も見た目もよく食感も楽しめるものですね。
フィギュリーネというキャラクター(ミッキーマウスとか)の形をしたパスタもあります。
日本人にはイタリアの食文化がよくあうようで、パスタ料理のほかにもデザートもはやっていましたね。
A. Julianさんから
マカロニに穴がある理由は、
1.穴の部分にゆで湯が入るので、早くゆで上がる
2.穴の部分に味(ソースやスープ)が入り、おいしい
の2点と思います。
星田さんの「細くすれば」もなるほどですが、細いだけならカペリーニという素麺のようなパスタがあります。マカロニの良いところは、あの長さと独特の食感です。うどんのようなマカロニはおいしくないのではないでしょうか?
A. Hoshiyanさんから
マカロニの穴はなぜあるかという理由は、多分
下記の2点だと考えられる。
・マカロニは、比較的太いので、穴がなかったら、中央の芯の部分が茹でにくい。
・マカロニは、それ自体は味がないのでソースを絡める必要がある。したがって、表面積を増やす必要がある。そのために穴を開けて内側にも表面を作る。
スパと同じにしないのは、星田さんの指摘通り、スパとは別の食感を楽しむためと思われる。
造り方は、デュラム・セモリナという小麦粉に水を加え捏ねたあと、ダイスと呼ばれる二重の輪の構造をした鋳型から高圧で押し出すと、ご存知のあの形になる。
マカロニは、中国が原産で、西欧人が初めて食したのは、あの「東方見聞録」のマルコ・ポーロだったという説がある。
彼は、イタリアにマカロニを持ち帰り、ローマ法王ボニファティウス8世に献上した。ボニファティウス8世は「おお、素晴らしい(マ・カローニ)」と言った。13世紀にイタリアに入ったマカロニは、料理として成熟し、16世紀〜17世紀にかけて世界に広がった。
A. ルネゾウさんから
あの穴は、ソースが入り込んでおいしくするために作ってあります。
貝の形をしたパスタもありますがあれも窪みにソースが入っておいしく食べるために作ってあります。
味がしみこみやすくといいますが、そもそもパスタをつかった麺料理は煮込んだりはあんまりしなくて、ソースを絡めて食べることが多いですから当てはまりません。
マカロニグラタンにマカロニの代わりにスパゲッティーが入っていたら、投げ捨てたくなりますよね。
パスタにいろいろな形があるのはやはり食感の変化を楽しみ料理にバリエーションをもたてるためだと思います。
同じ小麦粉の麺でも、私はソーメンも冷や麦もうどんもきしめんもラーメンも好きで。
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