Q. どんたさんからの疑問
春になると「わけぎ」がスーパーに並びますが、定番の調理法といえば、ずばり「ぬた」ですよね。
「ぬた」の名称のいわれは、酢味噌のネバネバした感じが「沼田」に似ているからだろうということは、ネットで調べました。
しかし、なぜ、「わけぎ」といえば「ぬた」に調理されるようになったのでしょうか?
ある所のJAさんでは、わけぎの新料理の普及に必死なようですが、そもそもなぜワケギといえばぬたに調理されるのか、理由を教えてください。
★答えやすそうで、答えにくい疑問だと思います。
ワケギとネギ、どっちを食べる? っていわれたら、ネギを食べます。(星田)
A. アンギラスさんから
回答にはなってないんですけど、泥でぬかるんだ場所を「ヌタ場」と呼び、イノシシは寄生虫等を防ぐために「ヌタ場」で転げ回って身体に泥を塗りつけます。その行為を「ヌタ打ち」といいます。
その様から、七転八倒して転げ回っている様を「のた打ち回る」と呼ぶようになったそうです。
A. ごんたさんから
質問の文面からすると、「ぬた」の「ぬるぬる」の要因は酢味噌にある、と受け取れますが、酢味噌自体にはあの粘り気は無いはずで、ワケギの分泌する粘液分が酢味噌に混じってあの「ヌルヌル」になるのではないでしょうか?
では、なぜ、ネギではなくワケギなのかと言うと、粘液の量が分量の割りに多いんじゃなかろうか、と推測するのですが、その辺は自信がありません(*^^)。
A. Hoshiyanさんから
わけぎの原産地は検索するとユーラシア南部説、ヨーロッパ説、アフリカ説などが出てきてはっきりしない。
しかし、千年くらい前から人類が食していたので栄養価が高く、美味であることは間違いはない。
私がわけぎの歴史を調べていく過程の限りにおいては、わけぎがぬたで食べられるよになった特別のイベント的理由は見つからなかった。
とすると、栄養価の高い、美味しい野菜が中国から入ってきたときにかなり万能的な料理法というかソースというか迷うぬたで食べるようになったと考えるのが自然だと思う。
あえて、理由を捜すとすればおひたし系の食材に特に合うぬたに白部が小さく緑黄部が大きいわけぎがぴったりだったということではなかろうか。
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