Q. こまざきさんからの疑問
私が子どもの頃、「アメリカザリガニ」を「エビガ二」と呼んでいました。
当時は食糧事情が悪く、田んぼの畦などで玉網でバケツに一杯になるほど救って家に持って帰り、茹でて食べたものです。
そのときから、子ども心に、どう見ても「エビ」に見えるのに、「ザリガニ」って呼ぶのか疑問に思っていました。
また、「ザリ」ってどういう意味なのか誰に聞いても判りませんでした。わかる方教えてください。
★いや〜。私も子どもの頃、たくさん捕まえました。
一度にバケツいっぱいくらい捕まえたことがあります。懐かしい!(星田)
A. ポポンさんから
私の父も「エビガニ」と呼ぶ世代(?)です。やはり食べるという話をしていたので、驚いた記憶があります。
さて、ザリガニのザリですが調べたらすぐ出てきました。
二つの説があるようで、一つ目は「いざる」説。「いざる」は「座ったまま移動する。足を立てず、膝をついて前へ進む」との意味だそうで、これが変化して「ザリ」に。
もう一つは「しざる」説。これは「後ずさりする」を意味し、やはりこれが変化して「ザリ」に。
この2つの説があるようです。
A. 異邦人さんから
ザリガニですが、カニという名前がついていますが、エビの仲間です。
あと、なぜザリガニというのかですが、水中を尾を使って後に下がることから「膝行(いざり)」をするエビということから「イザリエビ」と呼ばれたものだということです。
A. アンギラスさんから
ザリガニに「カニ」と名前が付いているのは、クルマエビやイセエビなどに比べ、ハサミがカニのように大きいからだと思います。
「膝や尻を地につけたまま進む」ことを「いざる」と言いますが、ザリガニのが後ずさりする様子から「イザルガニ」。
または、脱皮の為のカルシウム分を体内に炭酸カルシウムの粒として蓄え、それが仏像に納められた「仏舎利」のようなので「シャリガニ」。それらが転訛したのだと言われています。
★麻生有美さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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