--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.616 (2007.08.07)

Q. ごんたさんからの疑問

 そばを茹でて食べようと思ったら、「つゆ」がなかったので買いに行きました。そこで思った疑問です。
 昔は、どの麺を食べるときも「めんつゆ」を買っていましたが、最近(?)はそうめん、ひやむぎ、そば、うどんと麺の種類を指定した品も多く出ています。これらはどのような違いがあるのでしょうか? 
特に「そうめん用」と「ひやむぎ用」のつゆの違いが分かりません。
 みなさんのご家庭では、そうめん用とひやむぎ用を分けてますか? 「我が家流の区別」みたいな感じで、具や薬味などを変えている例などが集まると面白いと思います。

こんな変わった具を入れていますよ! も教えていください。
  我が家では、昨日、そうめんつゆにキムチを入れました。これが、なかなか好評でしたよ。(星田)


A. まつさんから

 ひとくち分をつゆにつけて口に運んだ場合、そうめんの方が麺が細いので、ひやむぎより多めにつゆが付いた状態になります。
 このため、そうめん用はひやむぎ用よりもつゆが薄めに調整されているとメーカーの方に聞いたことがあります。

A. 黒男さんから

 推測ですが、麺のタイプによってわけられているものは、希釈せずに使うストレートタイプだと思います。したがって、

  麺の太さによって麺の表面積が変わる
   →そこに付くつゆの量も変わる
    →濃さが違う

ということでは?
 そうめんをおそばを食べる濃さのつゆで食べると辛い感じがしませんか?
 ちなみに薬味は……、

   そば…長ネギ、おろしわさび、生卵、とろろ芋
   素麺…生姜、みょうが
   饂飩…生姜、長ネギ

て感じです。
 最近はコンビニでとろろやオクラ、納豆などのネバネバが流行ってますね。

A. トンビーさんから

 今日、「極細のそうめん」を食べていて気付きました。
 そうめん用のストレートつゆで食べたのですが、少し濃すぎる感じがしたのです。麺の太さが細いほど体積(麺の量)当たりの表面積が大きくなり、表面に絡みつくつゆの量も増えることになると思います。
 つまり、同じ濃さのつゆであれば、細い麺を食べるときほどつゆが濃いと感じるはずです。
 これを避け、どの太さの麺を食べても同じような濃さに感じさせるためには、太い冷麦用のつゆは細いそうめん用のつゆよりも濃くしてあるのではないでしょうか。
 もしそうであれば、冷麦用のストレートつゆを買っておけば、少し薄めればそうめんにも使えて便利ということですね。

A. しげ3さんから

 そうめん用とひやむぎ用のつゆの違いですが、私はこう考えています。
 そうめんとひやむぎは太さが違う。ゆえに、麺に絡むつゆの量も違う。よって、そうめん用の方が薄口。
 よく、ラーメンなどはつゆに合わせ麺が細めん、太麺、縮れ麺(その他もろもろ)などの区別があります。
 これは麺に絡むつゆの量や味からきていると聞いたことがあります。それと同じに考えれば上記のようなことになるのではないでしょうか。
 ただし、うどんやそばなど、つゆをそのまま飲むようなものに限っては、直接比較はできないかもしれません。(伊勢のぶっかけうどんは比較になるかも) ちなみに私は先日そうめんつゆに納豆を入れてみましたが、普通の食べ方のほうがうまかったです(笑)。

A. 4児の父さんから

 めんつゆのうち、「〜用つゆ」というのは、すでに濃度調整がしてあり、薄めずに使うつゆのことですよね。
 現在では、そうめんとひやむぎの違いは、実質的には太さの差だけで、細いそうめんはつゆを吸いやすいので、そうめん用つゆはやや薄目に、逆に太いひやむぎ用はやや濃い目に調整してあります。
 また太さの違い以外に、歴史的には、

  (1)そうめん−関西、ひやむぎ−関東
  (2)そうめん−伸ばして作る、ひやむぎ−切って作る

などの違いがあります。
 そこで、地域性も考えて、ダシの味付けも、そうめん用は関西風にカツオ、コンブなどで、ひやむぎ用は関東風にカツオ以外にシイタケ、エビなどをブレンドしてあるなど、違いをもたせてあるようです。

麻生有美さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。