Q. とんこうさんからの疑問
「東洋〜」という会社を、みなさんもいくつか知っていると思います。調べてみたわけではないのですが、かなりたくさんあるのではないでしょうか?
なぜ、「東洋〜」なのかを知りたいのです。
もちろん、東洋に位置しているので「東洋〜」であることに問題はないのですが、「東洋〜」って、会社の名前がちょっとビッグすぎると思うのです。「日本〜」でも、ビッグかなぁと思うのです。
「東洋」に対するのは、「西洋」です。何か、思い入れがあって、「東洋」を冠していると予想するのですが……。
★思いつくだけでも、東洋レーヨン、東洋アルミ、東洋シヤッター、東洋水産……。「東洋
会社」で検索したら、た〜くさんヒットしました。(星田)
A. 黒男さんから
それは、その会社が(世界までと言わなくとも)東洋を市場と考えるからでしょうね。
それより、警備会社の名前を調べてみたら、
・アジア……
・東洋……
・ワールド……
・宇宙……
なんてのもありますよ。
A. やまおさんから
どんな名前をつけようと、その会社の勝手であります。ましてや、「東洋〜」でビックりしてはいけません。世の中には、
「世界〜」「地球〜」「太陽〜」「宇宙〜」等々
とあり、東洋は決してビッグではないのです。
A. 4児の父さんから
社名に「東洋」とついている会社のおこりは、結構古いものが多いのではないでしょうか? 明治、大正、昭和だと戦前くらいまでとか。なにか、富国強兵時代の名残りを感じるネーミングだと思います。
「東洋」という以上、「西洋」に対しているわけでしょうが、日本は後発の国でしたから、先発の「西洋」にはかなわないまでも、「東洋一」を目指して、社名に「東洋」を入れたのではないでしょうか。
A. chomicatさんから
東洋ってビッグすぎる……って? 今の若い人にはそうかもしれません。でも、こういう名前の会社が設立された時代背景を考えないと、現在の感覚で考えると、「なんでや〜〜」とおかしく思うのかもしれません。
日本が明治以降、海外進出を計った時代、現在の東洋・西洋と言う対極の分け方じゃなく、当時、東洋といった場合、日本人が古くから進出していた、ルソン、安南、シャムなどの地域、あるいは台湾、支那に進出することで、拠点や支店が沢山出来、東洋という名前にした会社が多かったんだろうと思います。
無論、南の委任統治領などへ出て、「南洋〜」などという貿易会社を設立した手合いもそうです。未だに、貿易の古い言い方、「洋行」のままの会社もありますね。
西洋に対する東洋ではなく自分たちが活躍できるもっと狭い範囲にちなんでの、ネーミングであったろうことは容易に推察できます。
無論、創業時とは業務が変っている会社もあるでしょうが、社名を変えるのには膨大な金銭と手間がかかります。
ましてや長く続いた「暖簾」という意味合いを持つ会社名が昔のままであっても、別に奇異には感じません。
こういった疑問はその名前が持つ時代背景から推察しないと、現在の感覚だけで考えるとハテネ?になるかもしれません。
無論、「東洋〜」何がしかの会社の経営者でも、ほとんどは戦後生まれですから、現在の感覚で違和感がある人もあるかもしれませんね。
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