--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.637 (2007.11.04)

Q. ひげじいさんからの疑問

 モンシロチョウも触れないとか、かまぼこが海の中を泳いでいると思っているとか、最近の子ども達には本当に驚かされるのですが、最近、また、ショッキングなことを聞きました。
「夕日を見たことがない」
という小学生が増えているらしいのです。朝日ならまだしも、夕日ですよ! 本当でしょうか?
 老夫婦の家庭ですので、調べることがむずかしいのです。メルマガの読者のみなさんの周りでの状況を教えてください。

月が3つあると思っている子どもがいます。三日月と半月と満月が、別々に存在していると思っているらしい。(星田)


A. カプさんから

 米や果物を洗剤で洗うとか、都市伝説に近いハナシだと信じたいです。
 自分は北海道の日本海側で育ちました。太陽は海に沈むモノのという感覚は捨てられません。
 しかし、現代の高層建築物に囲まれた環境で育った子ども達と同じく、そういう自分も「日の出」「日の入り」をしばらくは見ていないなと気付かされましたね。

A. ごんたさんから

 夕日を見たことがないと言った子どもの住まいがどこであろうと、行動範囲内で夕日が見える場所がないとは思えません。
 おそらく、質問をされた時点で、夕日というものがどういったものかを知らなかった、あるいは夕日の定義を誤って認識していた(海に沈むのが夕日、と思っている等)のではないでしょうか?
 昔、親戚に雪を知らない子がいて、私の家に遊びに来たとき、大量に降り積もる雪を見て泣き出したことがありました。
 夕日は雪とは違って全国どこでも見られますから、本当に見たことがないというのは相当特殊なケースしかないでしょう。

A. 江戸川三連豚さんから

 星田さんの「月」の例と同じく、誤解、またはそれに準じた話なんだとは思います。ただし、「夕日が見えない」場所というのはけっこう存在しますよね。山里なんかだと日が山に沈んでもけっこう明るいままで、しばらくしてから暗くなりますよね? でも山に登れば夕日は見えるわけです。
 では最近の都市部の場合どうでしょう?
 西側にビル街があれば夕日は見えないでしょうし、ビルにも入れないかもしれません。ビルだけではなく、住宅地が山裾から谷へ伸び、夕日が見えない地域は増えているとは思います。しかも、外で遊ぶことが大幅に減り、ビルや山の向こう側に行こうとも思わない子が増えているのではないでしょうか?
 西日を遮る目の前の丘(丘の上にも住宅地)、その丘に登ることすらしない子ども達がいることは十分に考えられます。
 外に出ない、遠くに行かない、冒険しない子どもたち。
 単純に自然と親しめる環境が減ったというだけでなく、自然があっても近づこうとしない子どもたちが増加した結果なんだと思います。

A. 黒男さんから

 これは単純に、夕日が沈む時刻に外にいないのでしょう(塾、習い事もしくは自室で勉強やゲームなど)。
 また、都会では高層建築に遮られて、夕日を見ることができないのでしょうね。
 冬に近づいてますます夕日がきれいになってきました。そんな子どもたちにこの美しさを教えてあげたいですね。数式や漢字よりも自然の美しさや大切さをもっと教えてあげたいものです。

A. ポポンさんから

 「夕日を見たことがない」子ども、増えてるでしょうねぇ。
 というか、「夕日が見られない場所に住んでいる」子どもが増えているともいうべきか……。
 基本的に夕日って、大分視界が開けたところじゃないと見られないですよね。私が住んでいるようななんでもない地方でも建物で遮られて見えないんですから、人口の多い都心やら各大都市圏、また大都市圏といわず建物が密集しているところで、子どもが普段行動するような場所では、夕日は見られないと思います(空が赤くなるってだけなら見られると思いますけど)。
 かく言う私も、最近夕日は見ていません。日常的に見られたのは、たまたま西側が田んぼで果てしなく視界が開かれてた実家にいたときです。
 私が「最近の子ども」関連で驚いたのは、ダイヤル式の電話をかけるのにどうしていいか戸惑っている子どもを見たときです。
 普通に考えれば、戸惑って当然なんです(もうダイヤル式なんてほとんどないわけですし、あった時代に電話に触れるような年齢でもないわけですし)けどね。