Q. はるこさんからの疑問
この春、息子が中学2年生になりました。
学校からもらってきた教科書を見て、「え? これは何?」と思いました。音楽の教科書に「2・3上」「2・3下」と書いてあるのです。
多分「2・3」というのは、中学2年生、3年生で使用するということだろうと思うのです。でも、それなら、上下に分けるずに、「2」「3」と分ければいいのに……。
美術の教科書も同じように、「2・3上」「2・3下」でした。
「2・3上」「2・3下」のように分けることで、何のメリットがあるのでしょう? どなたか教えてください。
★私は数学を教えているのですが、へぇ、そうだったのですか。他の教科のことまで、あまり知りませんでした。(星田)
A. えねさんから
推測です。
教科書は、どの学年で何を習うか、理解可能年齢と難易度を考えて設定しているのでしょう。このことから、「2・3」と設定されているものは、以下の条件にあった内容となっていると思われます。
1.中学生2年と3年では理解可能範囲がほとんど変わらない
2.2年生〜3年生で理解できると思われる物が、2年分の量である
けれど、この条件なら適当に2年生はコレ、3年生はコレと決めてしまってもよい気がします。
教師の方で教えやすい順で教えろということなのでしょうか?
それとも、一応お勧めの系統順があるからそれでいけ、ということなのでしょうかね?
A. せんせい☆さんから
小学校の教員をやっています。
小学校でも、「3・4年上」「3・4年下」なんて教科書があります。 その理由は、文部科学省が出した「学習指導要領」という「ここまでは教えなさい」という指針で、「3・4年」と2学年くくりになっている科目があるからです。
それにしても、教員の私でさえ、「3年」「4年」でいいじゃないか、と思います。2年がかりなんて、のんびり過ぎますよね。教科書が無駄に多くなるだけですし。
文部科学省 学習指導要領のHPはコチラ↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301.htm
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