Q. kztさんからの疑問
「ページ」のことを「ペーシ」という人がある割合で存在します。
「えー、それでは56ペーシを見ていただきますと……」
など、年輩の講師の方に特に多いようです。pageですから明らかにページが正しいのに、なぜ「ペーシ」と言う人がかくも多いのか、とても不思議です。
どういう経緯でこれが広まっているのでしょうか。
★思いこみってありますよね。「踏襲」を「ふしゅう」と言ったり。
でも、「ペーシ」と聞くのがあまりに多いので、どうしてなんだろうと私も気になっていました。(星田)
A. トンビーさんから
以前、教壇に立っていたころ、一度だけ「ペーシ」と発音したことがあります。言ってしまった後で、「ま、どっちでもいいか」と思って、言い直すこともせずに済ませましたが、教師としては問題でしたね。
で、なぜ「ペーシ」と発音したか……ですが、単純に「ペーシ」の方が言いやすいからです。「ページ」と発音しようとすると、ちょっとだけですが余分のエネルギーが必要みたいです。「バッグ」「ビッグ」なども「バック」「ビック」と発音した方が楽に感じま
す。「ブルドッグ」を「ブルドック」という人も多いような気がします(ちなみにソースメーカーの「ブルドック」は「ドック」です)。
言葉は時とともに変化していきますから、いずれは発音しやすい「ペーシ」が主流になるかもしれませんね。
P.S. 野球チームの名前なども、本来「ズ」と濁るべきところが「ス」と発音されているケースが多々ありますね。「タイガース」「カブス」「ヤンキース」などなど…。
A. kztさんから
疑問を投げかけた者です。
小生はジャズが好きです。日本語の記述では
Bill Evans のことを、「ビル・エバンス」って書いてあるのがほとんどなんですよね。でもあれはどう考えてもエバンズであって(ま、エヴァンズでもいいけど)、スじゃなくズと濁るのが正しいんですよねえ。こういうのって、どうでもよくない部類の事象なんですけど、正してくれる人が誰もいないようなのです。
……そうか、言いやすいから、だったのか……。
「ベットに寝る」とか「バトミントン」とか、ま、わからいでもないけど、そしてこういうのはまあどうでもいいんですが、「エヴァンズ」を「エヴァンス」と誤読するのだけは、小生には我慢できかねます。
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