Q. 宗々さんからの疑問
不況ですね〜。株なんかに手を出さくて、本当に良かったと思っています。でも、今年こそは、景気が良くなりますようにと、いつもよりも気合いを入れて初詣に行きました。そこで、お賽銭についての疑問です。
今年も、新聞やテレビのニュースで、お賽銭の集計の様子を見ました。あれって、神社の人が集計するんじゃなくて、銀行員が集計しているんですね。それも不思議なのですが、今回の疑問は、その服装です。
集計をしている人は、白衣を着ているのです。化学の実験をするわけでもなし、お金を数えるぐらいのことで、それほど汚れると思えないし……。
お賽銭の集計では、なぜ白衣を着るのでしょうか? ご存じの方、よろしくおねがいします。
★雰囲気作りかなぁ?(星田)
A. きくちゃんさんから
『三国志』や『鉄人28号』で有名な横山光輝さんは銀行に勤めていたことがあって、入行当時に一日中お札を数えていたら、夕方には、「お札からでる粉で体中が真っ白になった」と、自伝に書かれていました。一義はそのためでしょう。
それよりも神職としての清潔感、清浄感のためだとは思います。Gパン姿はもちろん、赤や黒の衣装では似つかわしくないでしょう。
A. 黒男さんから
お金って結構汚いです。古い人だとお札を数えるときに指を舐めたりして数えるし、小銭も皮脂汚れで変色してます。だから、汚れ防止のために何かを着なければ!! という発想なのではないでしょうか?
でも、エプロンじゃなんだし、神社仏閣の境内なので、白い衣装→白衣になったのでは?
しかし、お礼参りもせずに勝手な願望だけされてたら神様もまいってしまうと思います。
A. Yoshihiroさんから
「お金は汚い物」と言われてますが、お賽銭として供えられた物はその時点で綺麗な物となるのです。
ですから勘定する銀行員も、沐浴精進して奉仕するということになり、その証として白衣に着替えるわけなんです。
A. YOSHYさんから
私自身本当の意味を知りませんし、知人に聞いてもわからないので、いろんなHPを見て推測したことを書きます。
思うに、慣習的な意味と、実体的な意味があると思います。
「白衣」と言うことですが、大阪の今宮戎での賽銭勘定では、青(紺)の法被で写っていました(ただ、立って数えていましたので、報道用のサービスの様な気がする)。
他のところは、ほとんどど白い衣装でしたが、内一つの記事では「白衣」でなく「作務衣」となっていました。
ローカルなところの報道では、巫女さん達も数えていました(「白衣」だけでなく、明らかに巫女さんのスタイルでした)。
作務衣とは神社の日常の業務を行うときに着る物です。また、賽銭とは、いろんな説がありますが、総じて言えば神に対する感謝のために人々から捧げられた物、即ち神聖な物であるはずです。以上からの推理です。
神聖な物であるからには、世俗の者が取り扱って良いはずがなく、当初は神主や巫女さん達が数えていた。
ところがメジャーになってくると、神社の関係者だけでは到底手に負えず、数え終わった後行く先の銀行の手を借りることになった。ところが、先ほどの事情があるため、形だけでも神職にするため、作務衣〜白衣を羽織るようになった。以上が、慣習・伝統的な理由。
一方、賽銭が札束となっておいてあるわけでなく、いろいろな貨幣等が混在しているため、貨幣等が衣服の近くに落ちたときに識別がしやすいというメリットがある。
実際、本来ある額より「減っている」などと言われたときに、ポケットもなく、服にくっつくこともなければ、有らぬ疑いをかけたり、かけられたりするのを防ぐ効果がありそうです。これが、現在も続いている実体的理由ではないでしょうか。
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