--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.732 (2009.02.14)

Q. たくやさんからの疑問

 人数や個数を言うときに、「弱」や「強」をつけることがあります。それが最近わけが分からなくなってきました。
 たとえば、「20人弱」って言えば、それは、「20人よりすこしすくない人数」を表すのだと思っていました。つまり、19人とか18人とか17人とか、それくらいの人数のことですよ。
 ところが、どう聞いても、「20人とあとすこし」という感じで「20人弱」を使う人が、かなりいるのです。
「だったら、『20人強』って、どれくらい?」
と 勇気を出して尋ねると、
「25人とか、26人とか……」
との返事でした。
 私の使い方に間違いはないと思っているのですが、最近、変わってきたのでしょうか? 他の方からの情報がほしいので、よろしくおねがいします。

「参加者は何人くらい?」「20人弱です」
 イスは、どれだけ準備すればよいのでしょうか? 大問題ですね。(星田)


A. kztさんから

 たくやさん、心配要りません。「20人弱」「20人強」、あなたの解釈で間違いありません。
「20人弱」は「「20人未満ではあるが、切り上げれば20人」なったという意味しかなく、20人を越えたら「20人強」あるいは「20余人」になります。
 あなたの周りで言語の誤用を平気でする人が複数人いるということがそもそも不思議ですが、なにかの偶然で彼らの感覚が同時におかしくなっているのでしょう。

A. Joeさんから

「弱」とは広辞苑 ver.5によりますと「切り上げてその数になったことを示す語。実際はその数値よりもすこし少ないこと」を言うようです。
 つまり、「20人弱」ということは、15人以上19人までをさしているようです。ですから用意すべき椅子の数は、20脚ということになりそうです。
 引用を使いもうしわけありませんがそういうことのようです。
 余談ですが「強(きょう)」が、「弱」の対義語ですから、やはり同所からの引用では「ある数のほかに切り捨てた端数のあること。実際はその数値よりもやや多いことを表す」ということになっているようです。

なるほど、「四捨五入」を採用するなら、そういうことになりますね。

A. ごまさばさんから

 20人弱というのは、20人よりも少ないものをいうのだと思います。
「20人弱」という言葉と「20人強」という言葉は、それぞれ20人と区別すべき言葉であり、強と弱があることから、これらは、20人丁度を境に「多い」と「少ない」という表現であるべきと思います。
 つまり、「20人弱」は20人より少し少ない、「20人強」は20人より少し多い、と解すべきだと思います。
 これまでに、「20人弱」といって、20人より多いと考えている人にあったことがないので、このような疑問を持つことがなかったですし、当たり前のことだと思っていますので、回答も難しいなぁと思っていました。
 余談になりますが、「99の次に大きな数とは?」との問いだと、これは100とも言えますし、98とも言えると思います。
「20人弱」については、ちょっと考え方が違うような気がしますが、20人よりも少ないと思います。私だったら、20以下の椅子をそろえると思います。

A. えりっく@東京さんから

「20人以上を20人弱」という使い方は初耳です。生まれも育ちも東京です。

  20人前後=18〜22人くらい(±1割程度)

と同じように

  20人弱=18〜20人くらい(−1割程度)
  20人強=20〜22人くらい(+1割程度)

また、

  椅子を20人弱用意=20席用意

という使い方をしています。

A. 子沢山さんから

 たくやさんのご指摘の件、初めて知りました。
 たくやさんの使い方で間違っていないです。「○○強」と言えば、○○よりやや大きい数を、「○○弱」と言えば、○○よりやや小さい数を指します。
 ただ、時代とともに言葉が変わるので、たくやさんが指摘なさっている使い方が認められるような日が来るかもしれませんね。
 たとえば、数個、数日などというときに使う「数」ですが、かなり年齢層によって想定する数字が異なることがわかっております。
「数」の定義は、もともとは10まではいかない数という程度の意味で、一桁ならいくつでもいいのですが、

 1.ご老人は、10まではいかないという意味で7〜8を、
 2.中年は、片手に入るか入らないくらいという意味で5〜6を、
 3.若者は、1ではないという程度の意味で、2〜3を、

想定することが多いそうです。時代により、それぞれですね。

A. 少伯さんから

 ご質問の回答になっていないかもしれませんが……。
 私自身、小学校の国語で、たくやさんのおっしゃるとおり、「20人弱とは20人より『若干』少ない数であり、四捨五入により20人となることである」と習いました。実際、広辞苑第5版でも次のように記載されています。

――切り上げてその数になったことを示す語。実際はその数値よりもすこし少ないこと。

 最近、私の周りでは「20人弱」とか「20人強」という言葉を使う機会がないのでそのような風潮に気がつきませんでした。
 私の想像ですが、若者言葉のひとつであるように思います。
 私の学生時代には、友人が会話中に「一人」のことを「約一人」と言っていましたが、面白いと言うことで仲間内に流行ったことがあります。それから1〜2年後にテレビでも何度も聞いたことがあったので、一時は全国に広まったのかもしれません。
 この表現が何年もしないうちに廃れたように、たくやさんの聞かれた表現も直に廃れるのではないでしょうか?
 というのは、20人とあと少しなら約20人、20人台後半なら約30人と言えば済むことです。敢えて本来の意味と違う意味で使用しても混乱を招くだけで、メリットが感じられないからです。また、イメージとしても、うまく結びつかないですからね。

広辞苑を読んで、再認識しました。
  20人には近いのだけれど、それよりも多いのか、少ないのか、それを表したいときに、「強・弱」をつけると言うことですね。

A. ヒロシさんから

「人弱」ってどのくらいか? 私も、質問者さんと同じく、その数よりも少し少ないのが「弱」、その数よりも少し多いのが「強」、だと思ってました。それが当たり前だと。
 今回質問を読んで、「そんな人いるんだ」と思いながらも、自信満々に言われると「もしかしたらこちらが間違っているのかも」と不安になる気持ちよく分かります。
 ちなみに、手元にあった国語辞典によると

[「弱」とは端数を切り上げて表示するときに添える語]

とありました。つまり、切り上げた結果その数値になったということだと思います。
「端数」とはどの程度の範囲か、というのはその人の主観によるところが大きいと思いますが、たとえば、「11」とか「12」も端数を切り上げれば「20」になるわけですけど、「11」とか「12」を[20弱]と表現するのは無理があると思います。私の感覚では、[20人弱]とは17〜19人ぐらいの範囲ですね。

紅玉さん、Yoshihiroさん、YOSHYさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。