--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.744 (2009.04.11)

Q. まささんからの疑問

 カップうどんに「赤いきつね」や「どん兵衛」などがありますが、お湯を入れてからできあがりまで5分かかります。しかし、あれのミニカップというのがあって、こちらは3分でできあがります。
 なんで小さくなるとできあがりがはやいんだろ? 麺は同じものなのに……。

お湯の温度は同じですし、麺の量に対するお湯の量の割合も普通サイズと大きく異ならないと思えるのですが……、不思議です。(星田)


A. まいたけさんから

 小さくても同じ麺なら、でき上がりまでの時間も同じ――と、なりそうですが、多分次の理由によりそうならないのだと思います。
 物質は、体積が増加する程、その物質も内側、特に中心部では熱量の交換率が悪くなります。つまり、全体では熱しにくく冷めにくい状態となるわけですね。
 麺の外側は常時熱湯にさらされている状態ですから、わりと早めにほぐれると思いますが、中心部に触れている熱湯の量はさほど多くありません。下手をすれば、外側が多少ほぐれるまで、中心部にはお湯が届いていない可能性もあります。
 そのため、外側が熱くて中心部がやや低めという熱の偏りができるのでは? そして、それは体積、すなわち、麺の量が増えるにしたがい、より顕著になるかと思います。
 よって、小さいカップより大きいカップの方が、やや時間がかかるのではないでしょうか。
 こういうときは、少し大げさに考えて見ましょう。
 プール一杯にあのうどんの乾麺がぎっしり入っていた場合と、ぐい飲みにちょこっと入っていた場合。これらに熱湯を注いだとき、本当に必要な時間は同じ3分なのでしょうか(熱湯を注ぐ時間は無視されるとして)。
 多分、そんなことはないですよね。