--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.751(2009.05.16)

Q. けいこさんからの疑問

 先のゴールデンウィーク、高速道路の料金の割引のおかげか、高速道路は大混雑でしたね。
 ラジオのニュースを聞いていて気がついたのですが、交通情報を伝えるアナウンサーが、「飛行機」と言わずに「空の便」って言ってました。違和感を感じました。以前からそんな言い方をしていたのでしょうか?
「空の便=飛行機」だと思うのですが、わざわざ言い方を変えるには何かわけがあるのだと思うのです。教えてください。
「海の便」「陸の便」とは、言ってないのに……。

定期のヘリコプターの路線なんてあるのかな?(星田)


A. Yoshihiroさんから

「空の便」というのは、飛行機で結ぶ便のことですが、航空機は原則として空を飛ぶでしょう。
 飛行機で結ぶ便、即ち「航空便」。航空機は原則として空を飛びますから、『空で2点を結ぶ便=空の便』となったんでは?

では、なぜ、素直に「飛行機」と呼ばないのかなぁ?

A. かかしさんから

 ズバリ「飛行機」と言わないところから考えると、「空の便」には飛行機以外の移動手段が含まれているのでしょうね。
 何かなぁ? ヘリコプターくらいしか思いつきませんが……。

A. 黒男さんから

「空の便」は飛行機だけではありません。飛行船やヘリコプターもあります。
 以前、大泉洋が北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」の中で定期便のヘリコプターに乗って温泉に向かう途中に嘔吐するという事件が起きてましたよ(笑)。

A. だーくまんさんから

「空の便」は、必ずしも(飛行機)とはかぎらないようですよ。
 確かに、ほとんどは飛行機ですが、日本でも少数ながら(ヘリ便)もあるようですし、不定期便なども(空の便)に入るようなので、やはり(空の便)が適当かとおもいます。
 離島で、飛行場の出来ない場所や、飛行場から都会の真ん中へはヘリがはやそうです(少し高くつきそうですが)。
 ついでに、(陸の便)はききませんが、(海の便)は少ないながら聞いたことがあるように思います。
 同じところをいろいろなタイプのものが運行されている場合は、「○○の便」という言い方がよいのかと思うのですが……。

A. MMPAPAさんから

「空の便」だけでなく、場合によっては「海の便」という放送局もあるようです。ただ、陸の便は確かにありません。
 飛行機は昔は、ある種の特権階級だけだったのでそういう言い方ができたのと、陸ではいろいろな交通機関があるので、陸の便とは何ぞやになるからだと思います。
「大阪から飛んできた」といえば飛行機に乗ってきたという意味でしょう。「跳んで来た」というと方法はともかく、急いで来たという意味ですね。
 ヘリコプターの定期便は、観光フライトとしては東京湾のナイトクルーズが、一般客が乗れる唯一のものが有ります。
 ただし、企業が社内用にちゃんと定期便の認可を取って運行しているものがあります。K重工の神戸本社−四国の工場、A化成の宮崎本社−近隣の空港というところが有名です。もちろんその企業の社員と関係者しか乗れません。
 昔は、瀬戸内海観光フライトが有りました。きちんとした定期便としては、羽田空港−成田空港、伊丹空港−大阪市内朝日新聞本社屋上(一般の方も乗れました)という定期便がありましたが採算が合わず廃止になりました。
 ヘリの場合はパイロットの数が不足しているので簡単に定期運行はできないといわれています(日本では、ヘリの機体数の方がパイロットよりはるかに多い)。

A. ざ〜さんから

「空の便」って、ヘリコプターも勿論そうでしょうけど、昔(30年前頃まで)は、飛行機(プロペラ機、airplane)とジェット機(jetplane)を厳密に分けていましたから、そう呼ぶようになったのではないですか。
 近頃では、ジェット機が当たり前になり、ジェット機並みに速いプロペラ機も出現してますから、その区別は必要なくなりましたけど……。
「航空便」という言葉だと、airmail を想像しますから、使われないのでは。

A. つかささんから

 ずばり……、「空の便」は「飛行機」だけではないからです。現在、国内でも「飛行機」以外での「空の便」が実在します。
「東邦航空」が運行する「東京愛らんどシャトル」が「ヘリコプター」で定期運行されています。
 また、「日本飛行船」が「飛行船」による観光運行を行なっているようです。多種の交通手段があるので「陸の便」「海の便」と呼ばないのと同様に「空の便」も、実はいろいろあるのです。