--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.757(2009.06.13)

Q. ごまさばさんからの疑問

 何をやってもうまくいかないときとか、連続して嫌なことが起こったときに「踏んだり蹴ったりだよー」と使いますが、この言葉に違和感を持っています。
「踏んだり、蹴ったり」の本来の意味を考えると、自分自身の行為を表す言葉だと思います。踏む、蹴るは、「自分が」踏む(踏んだり)、「自分が」蹴る(蹴ったり)という使い方が本来のものだと思うのです。
 いわゆる「踏んだり、蹴ったり」の使い方の意味は、自分が踏まれたり、蹴られたりしたように、散々な目にあったという意味ですので、「踏んだり、蹴ったり」じゃなくて、「踏まれたり、蹴られたり」が言葉としては正しい表現なのではないかと思っています。

 なぜ、(自分が)散々な目にあうことを「踏まれたり、蹴られたり」ではなく、「踏んだり、蹴ったり」というのでしょか。

よく話題に上る疑問だと思いますが、ここらでけりを付けたいと思います。(星田)


A. ojisan1156さんから

「踏んだり、蹴ったり」は、

「(誰かが私を)踏んだり、蹴ったり(した)」
         =「(私は誰かに)踏まれたり、蹴られたり(した)」

 どちらも意味するところは同じで、どちらも日本語として間違っていないのです。両者とも正しいのだから、どちらが使われるか(どちらを使うか)考えたとき、省略して使われるのだから、短い方が好まれたという当然の結果だと思います。

A. ごんたさんから

 踏んだり、蹴ったりというのは自分がされたことを指すのではなく、どうやら、踏んだり蹴ったりして自身にダメージが来る状態をさすことらしいです。
 具体的に申しますと、道端に落ちている犬(またはヒト)の落し物なんかを……。

A. 黒男さんから

 諸説あるようですが、戦国時代に織田信長に仕えていた家臣が、信長が楽しみにしていた紅茶の茶葉を踏んだり蹴ったりしてしまった。
 それに怒った信長はその家臣に切腹を命じた――という説が有力なようです。