--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.781(2009.09.26)

Q. 公園デビューさんからの疑問

 よくカミナリが近づいたら、車に中に入れば安全と聞きます。ところが、私はこれまで、車にカミナリが落ちたというニュースを聞いたことがありません。車にカミナリは落ちるのでしょうか?
 また、同様に、飛行機にカミナリが落ちても、車の場合と同じ原理で中の乗客は安全だろうと想像できるのですが、空を飛んでいる飛行機の場合、カミナリの衝撃で事故につながることもあるのではないかと思うのです。
 カミナリが車に落ちた場合、飛行機に落ちた場合について、どんなふうになるのか具体的に教えてもらえないでしょうか?

車の中にいても、怖いものは怖いですね。(星田)


A. やまおさんから

 なぜカミナリが車に落ちないか? これはタイヤが絶縁物だからです。
 カミナリは雲と大地との間の放電です。絶縁物は電気を通しません。大地と導電体で繋がっている木や避雷針に落ちます。
 だから、公園デビューさんの言う「よくカミナリが近づいたら、車に中に入れば安全と聞きます。私はこれまで、車にカミナリが落ちたというニュースを聞いたことがありません」ということになります。

A. kousukeさんから

 雷が車に落ちることはたまにあり、雷が落ちるとしたら、アンテナに落ちます。そして、ボディーを伝いタイヤの表面を通って、地面に流れます。
 飛行機の場合は決して珍しいことではないそうです。
 通常は、スタティック・ディスチャージャー(放電装置)がついているため機体の表面を流れ大気中に放電されます。
 しかし、スタティック・ディスチャージャーは避雷針ではないため、落雷の電気を100%の放電できず、破損・出火する可能性は十分あります。そして、たまにですが落雷により墜落する事故が報告されているそうです。

A. Picorinoさんから

 雷は、何にでも落ちます。車にも飛行機にも落ちます。「落雷」と「飛行機」で検索するとその瞬間のビデオ映像がたくさん見られます。それらを見ると、そのまま何事も無かったように飛んで行ってます。
 しかし、実際にはいろいろ小さなダメージはあるようですが、飛行不可能になるようなことは今までなかった(あるいはものすごく少なかった)ようです。

A. bluestarさんから

 車に落ちたのは実際に見たことがあります。東北道の宇都宮付近を走行中、激しい雷雨に見舞われ前方の車に直撃したのを目撃。でも、その車は何事もなく走り続けてました。車はタイヤがゴムですので絶縁されてます。電気は+から−に流れないと感電しませんので影響が無いのではないでしょうか。
 飛行機も同じなんですが、飛行機を直撃した雷が地上に放電された場合、影響が出るのか、または、放電がなくても多くの電子機器が電磁波の影響を受けて航行不能になるのか、そのあたりは想像の域を出ません。
 こんな回答ですみません。

A. SHOWさんから

 当然ですが、飛行機も自動車も、設計上落雷を想定して、放電できるようになっています。とはいえ、実際に落雷すれば爆音と衝撃はあるものと僕も思います。
 以前、テレビ番組で実際に自動車に人工的に落雷をさせるという実験をしたのを見たことがあります。それも人を車内に乗せたままです。すごい爆音と共に、雷光が自動車のルーフから地面に突き抜けました(というか、突き抜けたように見えました)。
 でも、音は確かにすごかったですが、中に乗っていた人はびびっていたものの、全く平気だったことを覚えています。
 きっと飛行機でも同じようなことが起こるのだと思います。

A. Rinさんから

 自動車に雷が落ちる可能性は低いと思います。
 なぜなら高いものに落ちるものであり、街路樹をみると分かりますが、たいていの木は自動車より高く、木に落ちる確率が高いのです。
 自動車に落ちたとしても、人体より金属を優先して電気が通るのなら、表面の車体を通ってゆき、中にいる人間は安全でしょう。金属に触れずシート上にうずくまれば……。
 ただ、自動車を動かす機械は電圧で故障する可能性はあり雷がおさまったあと、歩いて帰るか迎えを呼ぶ必要はあるでしょう。
 飛行機は高いところを飛んでいるので、積乱雲のように高い位置まで達するものに遭遇すれば、標的になるうえ、自動車なら故障しても乗り捨てられますが、飛行機は空中で故障したら墜落してしまいますし、脱出してもパラシュートに落雷する可能性もあります。
 役者さんのなかには雷の多い時期は飛行機に乗らず、新幹線で長距離移動するかたもいらっしゃるようです。やはり飛行機は雷に弱い、ということかも。

A. YOSHYさんから

 小生も知りませんでしたが、飛行機の場合、被雷はよくある話で、設計上計算に入れられていることのようです。
 具体的には、「放電索」というもので再度空中に放電するようです。一般的には、雷は機体の表面を伝わっていき尖ったところ(放電索)から再度空中に放電されます。
 ただ、もともとの設置理由が、通信の邪魔になるノイズを低減するために飛行機に溜まる静電気を空中に放電するものであるため、時には放電しきれずに飛行機が損傷するそうです(特に最近は電子機器を満載していますので)。
 車についても、被雷した場、車の表面を伝わり地面に逃げます。地面と車体の間にタイヤという絶縁体がありますが、10億ボルト・10万アンペアという電流にとっては、流れを阻止するものではないようです。
 両者とも、乗客・乗員は金属のかごの中に居るため、雷の直接被害を受けることはないようです(当然大音響なので、鼓膜への損傷は考えられますが)。
 ところで、人間に落雷した場合即死の場合と、助かる場合(と言っても全身大火傷となりますが)とがありますが、雷が体の表面を通るか中を通るかが大きな境目になるようです。
 ちなみに、両者とも実体験・見聞きしたことはございませんが、ネット上に動画が公開されています。