Q. えみさんからの疑問
先日、本当にひさしぶりに七輪でお餅を焼いて食べました。
そこで疑問に思ったのが、この「七輪」という名前です。「七輪」と言うからには、何かが「七つ」あるのでしょうか?
そう思って、よく探してみましたが、七つあるものなんて特に見つけられませんでした。
そういうわけで、「七輪」の名前の由来を教えてください。
★「七輪」は、「七厘」と書くこともありますね。何かのサイズかな? ついでに、七輪についての雑学もありましたら、教えてください。ガスが普及する前は、七輪が多く使われていたのかな?(星田)
A. やまおさんから
「ものを煮るのに炭の価が七厘ですむ」というのが、「七輪」の由来です。
A. ラジオ好きさんから
初めてメールさせて頂きます
江戸時代頃に、1回の炭の料が七厘と少ない量で煮炊きが出来るので「七厘」と言われていたが、いつの頃からか「七輪」に変化したものと、ラジオで放送されておりました。
A. アンギラスさんから
昔のお金の単位で、「円・銭・厘」がありました。七厘分の量の炭で煮炊きが出来たから「七厘」だと聞いたことがあります。
★「六厘」ではなく、「八厘」でもなく……、というところが面白いなと思いました。(星田)
A. しげ3さんから
七輪は、「七厘の金額で買える。七厘で買える分の燃料で煮炊きができる」というところに由来すると聞いたことがあります。
ただし、これには諸説あるようで本当の語源はよくわからないとのことです。
A. まいねさんから
余りにも熱効率がよいすなわち燃料効率の良いコンロであるため、「七厘(通貨単位)」の炭で煮炊きがじゅうぶんできる、または、「七厘(重量単位)」の炭でで煮炊きがじゅうぶんできる――というのが語源だそうです。
わたしも燃費七厘説(通貨単位)を昔耳にしました。
ただし、厘という通貨単位は明治以降のものなので、
「じゃあ江戸時代はなんて呼ばれてたの?」
という突っ込みが通貨単位説にはあり、
「いくらなんでも七厘(0.26グラム)はないでしょ」
という突っ込みも重量説にはあるそうです。
そういうと、漢字が違いが気になります。
ここは「下部の空気穴が円状に7コ開いているから七輪」でいいのかも知れませんね(円周上に6つ、真ん中に1つ、計7つ)。
七輪本舗さんでは、「しちりん」というネーミングが普及した後で、補強のために金物の輪をはめていたところから「七輪」と字を当てるようになったではと書いておられました。
ということで、余りすっきり感はないのですが、ご参考程度にどうぞ。
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