Q. ルーシーさんからの疑問
サッカーは、ルールも含めて、詳しくないのですが……(「オフサイド」がいまだにわかりません)、そんな私でも心配になって質問いたします。
現在のJリーグでは、J1もJ2もそれぞれ18チーム、計36チームもあります。これは、日本という「サイズ」から考えて、多すぎるのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか?
特にお金のことが気になります。36チームも経営できるのでしょうか? また、「選手」という職業で、食べていけるのでしょうか?
私は高校生ですが、友人にJリーガーを目指す人がいて、応援しているのですが……。
★ちなみに、2010年のJ1の18チームは、以下の通り。開幕戦です。(星田)
鹿島アントラーズ−浦和レッズ
FC東京−横浜F・マリノス
川崎フロンターレ−アルビレックス新潟
湘南ベルマーレ−モンテディオ山形
ジュビロ磐田−ベガルタ仙台
ガンバ大阪−名古屋グランパス
サンフレッチェ広島−清水エスパルス
大宮アルディージャ−セレッソ大阪
ヴィッセル神戸−京都サンガF.C.
A. Rinさんから
個人的な見解ですが、多すぎではないと思います。
日本の都道府県は47もあり、異なる文化圏2つ以上が無理に1つの県になっている場合もあります。Jリーグの「地域密着型のチームづくり」のためには文化圏の数だけ必要になります。
たとえば静岡は駿河、遠州、伊豆の3国が1つの県になっているので、3チームあっても不思議ではないですし、さいたま市の浦和と大宮が互いに「ちがう文化圏」と考えるのなら2チームあってもいいでしょう。
私の県にも2つチームがありますが、ひいきチームがなくなっても、もうひとつは応援したくない、私の応援するチームは、ひとつだけです。
経営はJリーグの組織本体(協会?)ではなく、各チームの責任ですので、チームの数に関係ありません。カンパを集めたり、各チームが工夫しています。
余談ですが、あるゲーム雑誌が各地域出身のキャラクターを作り読者参加型企画をしていますが、盛り上がりに欠ける気がするのは、12人しかキャラがいないからで、郷土意識に訴えるには少なすぎます。
隣りの県同士にライバル意識がある場合、同じ地方の他県からキャラ(やチーム)が出ても応援しません。Jリーグも、36では都道府県の数にすら足りませんが、JFLや地方リーグを含めると、全ての文化地域にチームがあることになるかもしれません。
プロ野球の12チームに慣れてる人には多すぎると感じるでしょうけど、もとは会社名のチームだったので地域密着ではなかった、そして地域密着のスポーツにするには12なんて少なすぎたのです。私自身も地元に球団が来るまでは、ひいきの球団がありませんでした。
A. jazzhannonさんから
きっと正解は無いんだろうなぁ。ディベートの議題にしたらおもしろそう! さて、サッカーの母国、イングランドと比較してみましょう。イングランドは、4部までがプロリーグとのこと。上から順に、
(1) プレミア………………20チーム
(2) チャンピオンシップ…24チーム
(3) リーグ1………………24チーム
(4) リーグ2………………24チーム
合計92ものプロサッカーチームがあるわけです。
さて、「日本という『サイズ』に対して36チームは多いか?」とのことですが、「サイズ」をどう解釈するかが難しいですね。
単純に人口で比較すると、イングランドの人口は約5000万。日本の約半分です。ってことは、日本にはイングランドの倍のプロサッカーチーム(184!)が存在してもいいことなるかも。
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