--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.814 (2010.03.02)

Q. かっちゃんからの疑問

 非常にあっさりとした疑問です。
 官製はがきのサイズは、どうやって今の大きさに決まったのでしょうか?
 はがきのサイズは、A4サイズのかみを4つ折りにしたサイズ(A6)と同じです。これって、偶然なのでしょうか?
 はがきが7円で送ることができた頃の記憶はあるのですが、そのときも多分今と同じサイズだったような気がします……。

近頃は、「官製はがき」とは呼ばず、「日本郵便製はがき」と呼ぶそうですよ。(星田)


A. kztさんから

 版画やプリントゴッコなどで、年賀状の試し刷りをしたいとき、A4用紙を4枚に切ってはがきサイズの白紙をつくることがよくありますよね。このとき「あれ? ちょっとはがきより大きいかな。ま、いいや。だいたいで」
と思ったことはありませんか?
 A6の寸法は105mm×148mmで、官製はがきが100mm×148mmですから、じつはほんのちょっとですが、短辺方向については、官製はがきの方が大きいのです。長辺方向はぴったり同じです。
 本疑問は、

  なぜ、長辺方向だけが同じ寸法なのか?
  短辺方向を5mmカットしたのはなぜか?

という新たな疑問に拡張することができますね。
 想像するに、裁断機のほんのちょっとした都合で、どうしても短辺方向を5mmカットせざるを得ないハードの事情があったのではないかと思われます。
 私が覚えている昔の官製はがきはたしか5円でした。このときの官製はがきは現代のものより小ぶりで、正確な寸法はわかりませんが、9cm×13cmくらいだったように思えます。
 7円、10円、20円、30円、50円と、その後激しく値上げがすすみましたが、長らく続いた10円の時代には、もう今のサイズになっていたように思います。
 さてB版に目を向けてみますと、B5の半分の半分、B7サイズが91mm×128mmです。5円以前の時代は、官製はがきはB7だったのかもしれません。官公庁や会社などではかつてB版が主流で、私の若い頃はB4やB5の文書ばかりでした。現在ではB版はなくなり、ほぼすべてAA版に統一されています。
 想像ですが、はがきについても「B7版からA6版へ」という大きな流れがあったのではないでしょうか。

そういえば、昔のハガキは、すこし小ぶりでしたね。詳しい事情を知っておられる方は、ぜひ、教えてください!(星田)

A. たかしさんから

 はがきの大きさは、国内の印刷物の大きさとあまり関係ないようです。大きさなど様式は世界で均一化され、万国郵便連合で決められます。
 郵便はがきが現在の大きさになったのは、昭和41年7月に、料金が5円から7円に値上げになったときです。それまでの14cm×9cm から現在の大きさに変わりました。
 というのは、その2年前、万国郵便連合(UPU)で決議されたものを実施したからです。
 この旧サイズの官製はがきは、現在では、はがきの最小サイズとなっていますので、額面と差額の切手を貼れば使用可能です。

となると、なぜ、UPUはその大きさにしたかというのが、次の疑問だな。
  ちなみに、現在の郵便はがきのサイズは、14.8cm×10cm です。(星田)

A.現在、調査中です。情報ください。 [メール]