--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.818 (2010.03.20)

Q. レロイアさんからの疑問

 私は映画が好きでよく観に行くのですが、先日観た映画は宇宙人が地球に侵略してくるストーリーでした。科学文明に優れた宇宙人が地球に攻めてくるという、とくに変哲もないものだったのですが一つ疑問が浮かびました。
 もし仮に、たった今、宇宙人が地球に攻めてきたら世界はどういった対策をとるのでしょうか? 戦闘力のない一般人はどこに避難するのでしょうか? また、そのときの日本は?

地球を代表して話し合いに応じるのは誰かな……?(星田) 


A. 宇宙戦艦大和ファンさんから

 私の勝手な想像ですが、わずか数千km上空に宇宙ステーションを作る程度の技術だけでは、ほとんど無駄な抵抗策しかなく、宇宙人の意のままにならざるを得ないと思います
 また、国民の避難に付いては、拉致問題さえ解決出来ない政府に、それ以上の避難先を求めることは無理と思います
 やはり、空想の世界のままであり続けることを、ただ祈るしか方法はないと思います。

A. kztさんから

 地球の政治家・科学者らは、国連で緊急協議し、まず宇宙人と話し合いをしようとします。異文化間コミュニケーションの極致です。果たして宇宙人は交渉に乗って来るでしょうか?
 宇宙人が地球を侵略しに来るということは、科学技術においてすでに圧倒的な差があるということです。宇宙人としても、地球人をけちらして戦うより、無血占領の方がはるかに楽ですし、地球環境を破壊しないほうが占拠後の生活にも都合がいいので、いきなり核攻撃とか、爆撃はしてこないでしょう。だから、話し合いをしようと地球人が持ちかけると、宇宙人の首脳陣がそれに応じてくる可能性が高いと思われます(状況A)。
 しかし、交渉してみると、宇宙人の要求は「地球人を全員奴隷もしくは食料とする」などという理不尽なものですので、話し合いは決裂します。地球人代表はその場で全員惨殺され、即座に世界中で宇宙人軍による地球人の無差別大殺戮が始まります。
 地球人も黙っていません。もちろん反撃しようとします。世界最強・最大の軍隊を自認している米軍が中心となって国連軍が組織され、宇宙船を迎撃しようとします。
 しかし、兵器の機能において、地球人と宇宙人とでは弓矢と核兵器以上の差がありますので、米軍の最新兵器も全く歯が立ちません。ミサイルも当たるどころかまったく届きません。
 結局、一矢を報いることすらもできぬまま、米軍は壊滅状態となり、地球人の殺戮がますます進行していくことになります。
 このままでは、早晩地球人は全員「奴隷もしくは食料」となってしまいます。では地球人は、どうしたらよかったのでしょうか。
 そうです。上記(状況A)の段階で、小型核兵器を交渉のテーブルにこっそり持ち込み、有無を言わさず会議の場で炸裂させてやればよかったのです。勝てっこないんだから、不意打ちしかない。地球人の代表も自爆しますが、宇宙人の首脳陣を差し違えて殺すという多大な成果をあげることができるのです。
 もうこれしかない(笑)。ちょっとヒキョーですが、侵略されている側がそんなこと言っている場合ではありません。
 その後も、宇宙人たちは攻めてくるでしょうが、一発であろうと殴り返すことができたのと、まったく拳が当たらなかったのとは、気分的に大きな差があります。
 宇宙人が地表に降りてきて侵略統治が始まったら、地球の軍隊は解体されますから、あとは細々とゲリラ戦で抵抗していくしかないでしょう。そのうち、宇宙人の思わぬ弱点でも発見できるかもしれません(たとえば、シイタケが苦
手とか、青のりをかけると死ぬとか、アンコを食べると発狂するとか……)。

A. SHOWさんから

 質問の答えにはなっていませんが、数年前そういう話題が国会でもありましたね。私は個人的には、日本は危機管理能力に欠けるところがあると思っているので、UFOの存在の有無とは関係なく、こういう議論が始まったことにいろんな意味で期待していました(笑)。
 初めて国会でUFO議論があったのは、平成17年の参議院総務委員会です。
 
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/162/0002/16203100002004c.html

 これを読むと、国土防衛の観点から情報収集すべきとの議論があったようです。
 でも私の記憶に残っているのは、ちょうど2年ほど前のことです。
 当時の町村官房長官が、地球外から飛来してきたと思われる飛行物体に対して、政府としては確認はしていないが「個人的にはこういうものは絶対いると思っている」と応えたことでした。
 これに対して、マスコミは町村氏を批判するでもなく、この事実のみを淡々と報道していたので、意外と国民も真面目に受け止めるべき問題と考えようとしているのかなと受け取っていました。
 一方で、当時の石破防衛大臣も個人的意見として「未確認飛行物体」やこれを操る「生命体」が「存在しないと断定しうる根拠はない」と発言した上で、日本国の領空に飛来した場合の対処と法整備をなどを考えておくべき、と述べているので、いよいよ本格的な議論が行われてくるのだろうと思っていました。

(参考)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/168/touh/t168084.htm

 ただ、これによると、防衛庁としては確認のために緊急出動するが、国民を守るためにどうこうというところまでは至っていないみたいですね。これ以降もそういう法整備が行われているという話はまだ聞いていません。
 しかし、異星人からの対応策をまだ確立していないのは、実は日本くらいで他国では確立しているとの噂も聞きます。
 アメリカは、宇宙人との接触があってこれを隠蔽しているなどという報道はよく聞きますが、真意は別として、対応手順はあるのだろうなぁと思っています(それがどういうものかは確認できないので、質問者の答えにはなってませんが……)。

A. Rinさんから

 現在の地球は国連はありますが連邦政府はないので、戦国時代や江戸時代の日本や昔のインドに欧米の国がやってきたときのことを考えるといいでしょう。
 戦国時代にスペインやポルトガルがやってきたときは、武将たちが強かったこともあり、侵略することはできず大丈夫でした。宇宙人が核などを放棄してるなら、これもありえます。
 しかし、実際には宇宙人の方が強力でしょうから、幕末の黒船のときのほうが現実的です。あのときは日本の進歩的な人が外国から学ぶ道を選んだため、侵略されずにすみました。
 しかし、インドは、大名にあたる小国王どうしの対立が強く、そこをつけこまれました。最後は団結してインド大反乱(セポイの反乱またはシパーシーの乱)を起こしましたがすでに遅く、英国領になりました。
 地球人代表ははじめは国連、話し合いが失敗すれば実力のある国(幕末の薩摩や長州のような)が行動を起こすでしょう。
 市民の避難場所は、宇宙からの攻撃が届きづらい地下でしょう、でも地底を攻撃するミサイルは米軍が持ってるくらいですので宇宙人から逃げられるかは保証できません。
 日本の対応は、民間人の生活支援などはできますしアイデアも出せるでしょう。しかし積極的に戦闘することは法的にも実力的にもできませんが、無理に勇者になる必要はありません。補欠もマネージャーもチームのひとり、日本にできる貢献をすればよいと思います。
 結論としては、地球人類が団結し知恵をだせれば危機は乗り越えられる、その後に新しい時代(友好的な宇宙人との国交樹立など)が来るかもしれません。