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Q. ともさんからの疑問
梅が咲く頃になると、いつも思う疑問があります。 「塩梅」とかいて「あんばい」と読むのですが、「ばい」はよいとして、「塩」を「あん」と読むのはかなりの飛躍が必要だと思うのです。 また、この言葉の語源がわかれば、教えてください。 ★桜の時期に入りつつありますが、まあ、いいでしょう。(星田)
梅が咲く頃になると、いつも思う疑問があります。 「塩梅」とかいて「あんばい」と読むのですが、「ばい」はよいとして、「塩」を「あん」と読むのはかなりの飛躍が必要だと思うのです。 また、この言葉の語源がわかれば、教えてください。
★桜の時期に入りつつありますが、まあ、いいでしょう。(星田)
A. 子沢山さんから
確かに「塩梅」のもともとの読みは「えんばい」のようです。 字のごとく、塩と梅酢で料理の味をほどよく整えることから、そのさじ加減が良いものを「えんばいが良い」と言い、そこから味だけでなく、物事の進捗状況や体調にも広く使われるようになったものです。 一方、全く別の語として「按排(あんばい)」という語があります。 こちらは、「物事をほどほどに処理する」の意味ですが、先の「えんばい」と音も意味も似ていたため混同され、その結果、「塩梅」も「あんばい」と読まれるようになったようです。