Q. kappamanさんからの疑問
先日、TVで久しぶりに『天使にラブソングを』を観ました。何度観ても楽しい映画ですね。
ところで、うるさい生徒たちを静かにさせるため主人公が黒板を爪で「ギーィィィ!」とひっかくシーンがありました。スピーカーから聞く音でもイヤなものでした。
そもそもなんであの音は不快なんでしょう? しかも世界共通なのでしょうね? 疑問です。
★私も苦手です。(星田)
A. ASさんから
黒板をひっかく音と、マカクザルというサルが仲間に危険を知らせるときの叫び声は、声紋を調べると一致するらしいのです。
だから、人間は黒板をひっかく音によって遠い昔の記憶を思い出し、今でも危険を感じてしまってゾ〜ッとするのではないでしょうか。
A. おせっかいさんから
正確な答えになるのか不明ですが、私の考えを述べます
高周波や低周波は、人体に少なからず悪影響を与えることが判明しています。それらの悪影響から身体を守るために、身体が防御反応を示し、不快音として感じられているのではないのでしょうか?
たとえば、高周波は、御質問のように不快音となりますが、低周波は、頭痛になると聴いたことがありますので……!
A. 子沢山さんから
黒板をひっかく音は、私も嫌いです。似たものでは、風船やガラスをひっかく音も苦手です。
このような音の好みや音から受ける印象は、どうもほとんどの人類に共通で、文化や教育にあまり左右されないそうです。
これは、擬音語や擬態語などのオノマトペにも表れています。日本語の「コツン」というオノマトペを聞かせると、外国人でもたいていの人は、何か固いものが軽くぶつかった印象を受けるそうです。
有名なものでは、ブーバ/キキ効果というものがあります。
なめらかな曲線からなる図形とギザギザの直線からなる図形の2つを見せられ、「どちらがブーバでどちらがキキか?」と尋ねられると、ほとんどの人が、「なめらか曲線図形がブーバ、ギザギザ直線図形がキキである」と答えます。そしてこれも、母国語による差や年齢による差が認められなかったそうです。
kappamanさんがご質問の黒板をひっかく音に関しては、霊長類が群れの仲間同士でコミュニケーションをとる際の一つに、外敵などの出現時などに発する「キー」という警戒音(サル山で聞いたことがあると思います)に類似しているため、霊長類である人間も、不快感を引き起こすのではないかという説があります。
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