--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.835 (2010.06.12)

Q. みゆさんからの疑問

 子どもが小学校から歯科検診の結果のプリントをもらってきました。それを見ると、「乳歯の虫歯が何本、永久歯の虫歯が何本」などと書いてありました。 虫歯があったこともショックですが、疑問を持ちました。
 歯医者さんて、歯を診ただけで、乳歯と永久歯と区別できるのでしょうか? 私たちにも区別できるのでしょうか? 何か大きな違いがあるのでしょうか?
 子どものどの歯が生え替わって、どの歯まだ乳歯のまま――こういうことが私たちにも見分けられたら、ちょっと便利かなと思って質問しました。

おお! よい疑問ですね。私には同じようにしか見えませんが……。(星田)


A. しげ3さんから

 乳歯と永久歯の違いはエナメル質や象牙質の厚さの違いがあるようです。
 ただし、これは乳歯と比較して永久歯の方が厚いという比較の部分ですので、プロの目から見ればわかるのでしょう。
 サイズによってもある程度の判断は可能かと思います。
 また、乳歯の時期には生えてこない歯というものもありますので、形状によってはわかるのではないでしょうか。

A. 子沢山さんから

 自分でもなんとなく乳歯と永久歯は区別できますが、餅は餅屋で、この疑問を知人の歯科医師に聞いてみました。
 すると、
「普通にできますよ。たまに小臼歯で難しいケースはありますが……」
という返事でした。

 そこで、見分けるポイントをうかがってみると、

1.大臼歯は乳歯がないので、当然永久歯
2.大きさが違う:永久歯は大きい
3.色が違う:永久歯は黄ばんでいる、乳歯は真白
4.形が違う:永久歯はしわ、凹凸が多い、乳歯は形が単純

などで、区別しているそうです。
 乳歯は永久歯に比べ、いちばん外側のエナメル質、その下の象牙質ともに少ない。また、俗に神経と言っている歯髄の占める割合が大きく、硬いエナメル質が薄いことから虫歯になり易く、その下の黄色い象牙質が少ないから色は白いそうです。