Q. けにちさんからの疑問
地図上で学校を表す記号として「文」が使われています。どのような経緯で、
学校=文
となったのでしょうか?
「国語 ≒
文」というイメージはあるかもしれませんが、算数、理科、社会なども教えていると思うのですが……。
★文化を次の世代に伝える場所だからかな?(星田)
A. おせっかいさんから
個人的な推測で申しわけありません
質問者からの意見の通り、確かに国語以外の教科も習いますが、先ずは国語を理解しないことには、他の教科も理解出来ません。それで日本語をしっかり覚えるように設定されたのではないかと、私は思います。
A. ばり♪さんから
いつも楽しく拝見しております。珍しくわかったのでメールさせて頂きます。
「文部科学省」の「文」だと思います。
ただ、そうなると「文部って何?」って話ですよね?(^_^;)
A. 岐泊さんから
日本の地図記号は明治時代の国土測量地図に始まります。
学校の記号として今なら「学」でもよさそうですが、当時は「學」。……これじゃ、つぶれて何がなんだかわからないので、管轄のお役所「文部省」の頭一字を採用したそうです。
ちなみに郵便局の記号「〒」も地図記号からきていますが、これは当時のお役所名「逓信省(ていしんしょう)」の頭の漢字……は難しいので、カタカナ。つまり「テ」が採用されたそうです。
じゃ、なんでひらがなの「て」じゃないの? と思うかもしれませんね。
今のように漢字とひらがながふつうになったのは戦後、民主主義政権下で改められてから。それまでずーっと日本の公文書は漢字とカタカナの世界だったのです。
A. 子沢山さんから
自分も正確には存じませんが、以下のような理由を考えてみました。
1.江戸時代の寺子屋の、「読み、書き、そろばん」という標語よろしく、やはり学校で習う最も重要なものが、文章の読み書きであったため。
2.学校の管轄省庁が、文部省であることから。同様に、郵便局の記号は、当時の逓信省から「テ」の形を記号化しています。
3.地図記号にふさわしい、簡単な形であることから。もし、「学」であれば、昔は「學」になり、形はかなり複雑になってしまいます。
自分としては、2がもっともらしいかなと思っております。
A. Rinさんから
学校の記号「文」は、学校を管理する役所が文部省(現在の文部科学省)だったため、頭文字をとって「文」になりました。
この地図記号は、小学生向けの教材に記載されてますが、教えるかは現場の先生に任されている(平成20年度の学習指導要領でも記載なし)ので、教わらないことも多いようです。
絵のような記号が多いなかで学校の「文」と郵便局の「〒」は目を引きますね。
念のためいうと郵便を管理していた逓信省(テイシンショウ)の「テ」を図案化して「〒」になりましたが、独特なスタイルゆえに外国の記号で万国共通と思うかたも多いようです。かつて日本の支配化だった国や地域で見ることはあっても基本的に日本文化圏のみのようです。
A. Shino助さんから
「国語 ≒ 文」というイメージについての解凍がありました。
この場合の「文」は、国語と限定するのではなく,「文武両道」という言葉があるように,「文事=学問・文芸」と考えた方がよのではないでしょうか。
それなら、「体育」は? という疑問が……。
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