Q. ヒタチさんからの疑問
いつも楽しく読ませていただいています。早速ですが、素朴な疑問です。
いきなり腹を殴って気絶させ、肩に背負って連れ去るシーンが映画やドラマでよくあります。腹を強く殴ると人は簡単に気絶するものでしょうか? まずはのたうちまわるのが普通じゃないのかと思います。
また、気絶した人が気が付く場面では、眠りから覚めたような状態ですが、「気絶」というのは、どのような状態なのでしょうか?
あんなに強く殴られたことがないので、わかりません。よろしくお願いします。
★この疑問を掲載したからといって、実際にやってみましたなんてことはやめてくださいね。(星田)
A. ジョニーさんから
「気絶」とは、一時的なショックで、意識を失うことでは?
殴られただけで、意識を失うのはよっぽどなことがないかぎり、ありえないと思います
A. おせっかいさんから
私見を投稿します。
脳への血流量が、一時的に少なくなり、意識障害となると思います。
すぐに楽な姿勢を取れば、脳への血流量が回復し、意識が戻ります。ただし、長時間の気絶の場合は、何らかの脳へ後遺症が出るかもしれません。
殴られたことに寄る、気絶の原因は、残念ながら解りません
A. アンギラスさんから
腹を殴られたのとは違いますが、小学生のときスケート場で滑ってころび、後頭部を強打して気絶しました。
打ったとき、痛いという感覚はなかったです。脳が痺れた感じになり一瞬で眠りに落ちるように失神しました。
どれくらいの時間か分りませんが、朝、おきるように目覚めました。
少し高いところから落ちて鳩尾あたりを強打しましたが、同じような感覚にはなりませんでした。ボクシングなどでも腹を強打しますけど、倒れて悶絶することはあっても、気絶することは見たことはありません。腹を殴ることで気絶することはないと思います。
A. nagiさんから
「気絶」という状態は医学的には「失神」のことです。
失神とは一時的に起こる意識消失発作のことですが、その機序は意識を司っている脳に流れる血液が一時的に減少もしくは遮断されることで起こります。
失神の原因は様々ありますが、最も多いのは何らかのストレスで一時的に血圧が下がり脳にいく血液が不足するケースで、代表的なものとしては迷走神経反射などが挙げられます。
また、その他の原因では、出血や貧血などで脳に行く血液が少なくなってしまったり、不整脈などが原因で、一時的に心臓から血液が正常に送り出せなくなったりすることで失神が起こります。
ですので、腹部を強く殴られたからといって失神することは通常ありません。痛みが迷走神経反射を誘発し血圧が下がる、あるいは叩かれたことで血管が傷ついて出血し血圧が下がる(これだと亡くなってしまいます……)など考えられないこともありませんが、質問者の方が指摘されているように基本的には痛がるだけで、失神するのはテレビや映画の世界のお話です。
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