--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.865 (2010.11.02)

Q. よっちゃんからの疑問

 宇宙ステーションを打ち上げてから、かなりの年数が過ぎましたが、今までに、中の人達が酸欠症に襲われたと言うニュースを聞いたことがありません。
 船内の空気は、船内で製造されているのでしょうか? それとも定期的に地球から圧縮空気にして、ボンべとかで運搬しているのでしようか?
 どなたか、教えてください。

これは! 詳しい人はいるのかな?(星田)


A. らむしぇさんから

 地上からタンクに詰めての打ち上げ。それと、除湿で得られたISS内の水分を原料としてロシアとアメリカが開発した酸素発生器装置により酸素と水素に電気分解して確保――の2通りあるようです。
 後から導入されたアメリカ製の機器では、それまで廃棄されていた電気分解で得られた水素を、さらにISS内の二酸化炭素と反応させ水を得ているとのことです(同時に得られるメタンは廃棄)。

 参考URL 
http://iss.jaxa.jp/iss_faq/iss/iss_019.html

A. けにちさんから

 小生全く門外漢なのですが、以下のような情報がありましたのでご参考までにお送りします。
 国際宇宙ステーションに関する情報がJAXA(宇宙航空研究開発機構)のWebサイトに公示されています。
 2010年11月1日付けの情報によるとロシアのプログレス補給船(無人)が、10月30日に国際宇宙ステーションにドッキングしたそうです。主な補給品として以下のものが挙げられています。

 ・飲料水
 ・推進剤 (報告者注:宇宙ステーションの軌道・姿勢維持などのためのロケット燃料と思われる
 ・酸素、空気
 ・その他以下に示す積荷など
   食糧(米国・ロシアの宇宙食、野菜や果物などの生鮮食品)
   医薬品、長期滞在クルー用の衣服、衛生用品など
   実験ペイロード (報告者注:実験機材などと思われる)
   交換修理品、予備品など

 ということで空気も地球から運んでいるようです。
 無人補給船による補給は2〜3ヶ月間隔で行われていて、次回は日本のHTV2が飛ぶ予定(2011/01/20)のようです。
 ちなみに、国際宇宙ステーションは地上から肉眼で見ることができます。詳しくはJAXAのWebサイトをご参考ください。