Q. みつさんからの疑問
どうでもよいと思われる疑問なのですが、教えてください。
テレビドラマを見ていると、車の後部座席に2人座って、会話をしているという場面がよく登場します。『相棒』などでは、前部座席で2人が会話しています。
画面には、2人の顔が映っています。アレ、どこから撮っているのですか?
車は実際に走っているのですか? それとも、スタジオで撮って、背景は合成? どうも、そのようには見えないのです。
★その2人の顔も、前から、横から……。1台で撮っているとは思えませんよね。(星田)
A. ポポンさんから
撮影風景を見たことがあります。
トレーラーのように、撮影対象車を牽引してそれで撮っていました(他の方法もあるとは思いますが……)。
だからだと思うのですが、カメラと車の位置関係が全くズレなかったり、よく見ると運転者が実際の車の動きと合わない、いい加減なハンドルの動きをさせていたりすることがあります。
たまに、今でも明らかに動きがズレズレな合成の場合もありますね(笑)。
A. よしなさんから
大きなカメラの場合は、前のトラックに防振台を載せてそこにカメラを取り付けます。しかし被写体の車と撮影者が全く同じ速度で走るのは難しいので、最近はボンネットの上に櫓を建ててそこにカメラを設置します。
テレビドラマは小さいカメラを使う場合も多いのでいいのですが、映画ですと撮影機材が大きくなってしまいますし、そもそも機材の値段が数千万円、安いものでも数百万円、レンタルでも週に百万円単位の値段がかかります。
カーチェイスのようなシーンはカメラを壊さないように慎重に撮影されていましたが、最近ではデジタル一眼レフカメラでも映画に耐えるきれいな動画が撮れるので、それを使う場合も多いです。
EOS 5D mkIIというカメラを使って砂漠で映画を撮影しているときに、壊してしまったそうですが、現地のお店で買って撮影を続行したそうです。ただ、設定が現地のアラビア語になっていて、英語に戻す方法がわからず、苦労したと撮影スタッフが答えているのを何かで読んだことがあります。
また、現れては消えるアイドルたち。彼女たちは大きなカメラをみるとそれだけで緊張してしまうらしく、小さな一眼レフカメラは彼女たちの緊張を和らげるのにも一役買っているそうです。
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