Q. さくら太夫さんからの疑問
小学校で履く上履き、お店では「バレーシューズ」といって置いてありますが、あの「バレー」ってどういう意味なんでしょう?
あれ履いて、バレエするわけでもバレーボールするわけでもないのに……。
★いや、あの靴で、バレエしたりして……。(星田)
A. あるさんから
ダンスのバレエのことはまったく詳しくありませんが、バレエで履く靴はいわゆるトウシューズだけではありません。主に初心者向けになると思いますが、つま先の硬くない柔らかいバレエシューズがあるのです。
学校などの上履きに使用されるものは、これに似たものということで、「バレエシューズ(タイプの靴)」ということなのではないでしょうか。
A. 子沢山さんから
まず、バレーシューズのバレーは、球技のバレーボールではなく、舞踏のバレエのことです。
一般に球技の方はバレー、舞踏の方はバレエと表記されて区別されていますが、なぜか靴の場合はバレーシューズと表記されることも多いようです(ここでは、以下バレエシューズと表記します)。
バレエシューズというのは、本当にバレエを踊る時に用いる靴という以外に、靴の一つの型になっています。
特徴は、
(1) 足の甲部分が大きくあいているスリッポンタイプ
(2) 脱げにくいように甲にストラップ、ヒモ、ゴムなどがつく
(3) つま先が入る先端部分が補強されている
などでしょうか。
学校の上履きの場合は、(2)は幅2cmほどのゴムの帯で、(3)は先端にカラフルなゴムがついていて、学年により色が異なったりすることもあるようですね。
最近のレディースシューズでは、ストラップがないものもバレエシューズといっており、パンプスとどこが違うのか、だんだんわからなくなってきました。
最近では、バレエシューズより前ゴムシューズを上履きに使う学校が多いように思います。
前ゴムシューズとは、甲の部分に半円形(または三角形)のゴム部分がある、足入れ部の小さな上履きです。
こちらの方が、バレエシューズのようにゴム部分が伸びてしまったりしにくいなど、耐久性があるからでしょう。
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