--- 素朴な疑問集 ---
トップページへ    [素朴な疑問集 TOP]


疑問No.893 (2011.03.22)

Q. さたまこさんからの疑問

 2011年3月現在、サッカー日本代表監督は、アルベルト・ザッケローニ氏ですが、彼の給料はどこが支払っているのですか?
 Jリーグのチームなら、そのチームを持つオーナーが支払っているのだと思うのですが……。
 この疑問の答えは、「日本代表チームは誰のもの?」という疑問の答えと同じなのでしょうか?

日本代表チームの選手の給料は、どこが払っているのでしょうか?(星田)


A. あるさんから

 日本サッカー協会(以下、JFA)が日本代表監督を決定していますので、契約もJFAが行っているものと思います。したがって代表監督の報酬もJFAが支払っているものと思います。
 JFAのホームページで、毎年の予算・決算の報告書や事業計画書を閲覧することができます。明確な記述を見つけられませんでしたが、ネット検索で見つけられた記事によると、管理費支出に代表監督・コーチの報酬が含まれているようです。
 JFAは他のスポーツ関連財団法人と同じく文部科学省の管轄ですので、文部科学省の財務報告関連の報告書を照会することで詳細がわかるかもしれませんね。

A. アンギラスさんから

 日本代表監督・コーチ陣の年俸は日本サッカー協会が払っています。
 代表選手の生活の基礎となる年俸は、所属クラブが支払っています。
 たとえば、遠藤保仁選手はガンバ大阪から年俸をもらいながら、ワールドカップやアジア大会などの国際試合では「日当」や「ボーナス」という形で、協会から特別にお金をもらっています。
 日当自体は1日1万円程度らしいです。ボーナスは早い段階で敗退すれば安く、勝ち残るほど上がって行きます。
 若手の選手では、年俸上限が設定された「C契約」「B契約」(=要するに二軍契約ですね。確かC契約で480万円だったと思います)という形で各クラブと契約を結ぶことがありますが、サッカー協会が指定したユースの大会を含め国際試合の出場時間が一定時間以上になると「A契約」(=一軍契約)となり上限がなくなります。

A. ざ〜さんから

 財団法人日本サッカー協会の代表チームですから、日本サッカー協会の財源から全額支払われます。専任契約で年俸制です。金額は公表されていますが、世界の中の国家代表監督なので結構高額です。ここでは億単位ということにしておきます。
 協会の財源は、主に代表チームの試合に関わる収入と、スポンサー料、全国のサッカー選手からの登録料などです。国内外からの補助金が占める割合は3%です。
 代表選手は、所属クラブと専任契約で年俸を貰っていますから、代表チームとは専任契約ではなく、試合や合宿毎の日当制です。基本料金は1日1万円で、勝利ボーナス、大会ボーナスなどが加算されます。先般のアジアカップでは、選手1人当たり395万円の報酬でした。また、借り出した所属クラブへは、レンタル料として1日5万円が支払われます。
 代表でケガをした場合には、休業補償として1日3万円が所属クラブに支払われます。
 以上、2011年JFAニュース3月号を参考にしました。

todayさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。