Q. えいみさんからの疑問
お菓子の量やサイズに関する疑問です。
私の大好きなクッキーがあるのですが、ある頃から、値段はそのままですが、サイズが一回り小さくなってしまいました。当然、クッキーの箱も小さくなりました。
また、ポテトチップスは以前より一袋に入っている量(重さ)が減ってしまいました。多分、袋のサイズも小さくなったと思います。
消費者として残念なのですが、ここで疑問です。
今まで販売していたお菓子の大きさを小さくしたり、量を減らしたりということは、工場では簡単に調節できるようなことなのでしょうか?
そういえば、逆に、「今だけ増量!」なんて文字がポテトチップスに印刷されていることもあります。
★そうそう、クッキー、小さくなっちゃいましたよね!(星田)
A. bluestarさんから
以前、パッケージ博覧会(?)で見た記憶ですが、形の違ったポテトチップスを正確に計って袋詰めする機械がありました。
その機械ですと、設定された重さで正確に袋詰めして封までしてしまってましたから、袋を変えて設定すればできそうですよ。
手作業だったら大変な仕事も、機械だとあっという間に何人分もの仕事をこなしてます。が、その分エネルギーを消耗し雇用も減らしてるわけですから、何でも機械化するのもどうかと思いますね。凸凹がある方が人間らしい……なんて変な方向に話が行ってしまいました。ゴメンナサイ。
A. しげ3さんから
ポテトチップスなど、袋にばらばらに入っているモノについては、自動計量機という機械を使って計測していますので、袋に入る量なら設定だけで変更ができます。
クッキーのサイズなどについてはよくわかりませんが、材料をクッキー1枚分に調節することは設定だけでいけると思います。
クッキーなどではサイズが小さくなることにより、焼く時間などを調整する方が手間だとは思います。一度決まってしまえばAのサイズのときには30秒、Bのサイズのときには25秒などと設定を変えるだけで可能です。
それよりもめんどくさいのが、パッケージを変える方です。箱サイズ、袋サイズ、印刷などの変更が必要になります。
また、梱包のサイズが変わると、梱包ラインの調整が必要になってきます。あわせて、輸送効率が悪くならない梱包形態を決める必要が出てきます。そのため、なるべく簡単な方法として、パッケージサイズはそのまま、内容量だけ変えるという手法が取られる場合があります。
※一般的な製造、梱包関連の話ですので、すべてが同様とは限りません。
A. ごんたさんから
クッキーなど、原材料を絞り出して焼くだけなら、一つを作るために絞り出す量と加熱時間などを調整すれば可能ではないかと思います。
ポテトチップスのような袋詰め品も従来の袋に入る範囲なら計量の数値を変えるぐらいで済みます。
おそらく、パッケージのサイズが変わらなければ内容量の増減や粒の大小の調整は割と簡単に出来るのではないでしょうか? 箱を変えるとデザインや箱を組み立てるライン、それを詰めるための外函など、影響する部署が増えるので費用も掛かりそうです。
また、チョコのような物は成形する金型を変える必要がありますから手間はいちばん掛かりそうだと思いますが、冷やし固めるだけの型なら樹脂製の型を使えば昔よりはいくらか簡単に大きさを変更出来ると思われます。
ただし、樹脂製の型は金属の型に比べ痛みによる劣化が速いので長期にわたる販売品には向かないと想像します。最近になって、定番の商品の期間限定品が多いのはこういう事情があるのではないか?と勝手に想像します。 とまあ、某番組のお菓子工場紹介を観て考えました。
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