Q. よっちゃんからの疑問
老人の風呂好きの理由を教えてください。
子どもの時分は、両親や近所の老人達がよく温泉に行くので、なぜ温泉が好きなのだろうかと思って来ました。
しかしながら、気が付けば自分も加齢するにしたがい徐々に温泉好きとなり、あちこちへ温泉巡りを楽しむようになってしまいました
自分なりに、風呂好きになる理由を考えて見ましたが、全くわかりりませんので、どなたか理由の判る方教えてください。
★このまえ知らないおじいさんが言ってたけど、「暇だから」なんて答えはやめてね!(星田)
A. 少伯さんから
回答が少ないとのことなので、私見を……。
年を取ると皮膚の脂分の滲出が少なくなります。自分自身の若いころは、風呂で石鹸で綺麗にしても、顔のような脂分の分泌な盛んな部位では、すぐに脂でギトギトし、長い時間すっきリした状態になりませんでした。
中年にさしかかった頃から、この脂の分泌が減り、風呂上りの爽快感が、長く続くようになったのです。この気持の良さが理由の一つではないかと思います。
また、年寄りだからというわけではないですが、風呂上りに冷水を浴びて皮膚の表面を冷やして上がるようにすると、温泉に入ったように湯冷めしにくくなり、気持ちいいからかもしれません。(年をとるとこのような知識も豊富になり、入浴という行為にもより快適に行う知恵がついているからかもしれません。)
冷水浴びは、冬場に突然行うと辛いし、危険ですので、夏場から慣らしていくと余程の寒冷地でない限り普通にできるようになります。(日本初のヨガの伝導者中村天風師によるクンバハカの態勢を取るのがいいです。詳しくは調べてみてください。ネット環境があれば簡単に見つかると思います。)
A. くっさんから
お年寄りにかぎらず、お風呂が好きな人は多いと思うのです。
では、どうして、「年寄りの風呂好き」などと言われるのか自分なりに考えてみました。
簡単に言うと、それ以外の楽しいこと減ってきているからだと思います。なんだか悲しい言い方ですみませんが、そんなふうに思えます。
子どもならマンガやゲームやテレビやたくさんの娯楽があります。
大人は仕事が忙しい。娯楽を楽しむという余裕の時間があれば、風呂以外の娯楽を積極的に探すと思うのです。
外出の機会の減るお年寄りの娯楽といえば、テレビやお風呂だと思えます。
お風呂を好きな人は多いと思います。お年寄りの場合、他の楽しみが減って、相対的にお風呂の順位が上がるのではないでしょうか。
★私も、そうなるのかな? 悪くないけどね〜。(星田)
A. ごんたさんから
他にも理由があるのではと思いましたのでメールしました。
年を取ると体の自由が利かなくなり、特に関節の動きが鈍ったり、痛むことが多くなります。これらの緩和には患部を温めるのが有効で、お風呂はまさに打って付けなのです。
年寄りでなくても、疲れたときのお風呂は気持ちよいですし、湯上りには関節が柔らかくなって、体が硬い人でも柔軟になっていることに気づくと思います(実際、病院などでは温熱療法として、関節部を温めてマッサージを行いますね)。
お年寄りが風呂好きの理由は、体中の関節痛から解放され気持ちよく眠れるというのがいちばんだと思います。温泉などでは有効成分などによって体がより温まるので、これらの効果が持続するため、より好んでこの効果を楽しんでいるのだと思います。温泉巡りをするのは、風呂上りの(体の)解放感を味わうのが主たる目的だからだと思います。
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