Q. じろこさんからの疑問
むか〜しからの疑問なんです。
スコップとシャベルは、土を掘るという同じ目的に使いますが、大きさが違います。
私は、スコップといえば、片手に持って使うくらいの大きさの物だと思っています。子どもが砂場で遊ぶときに使うのは、スコップだと思っています。
シャベルは、スコップがかなり大きくなった物。土が硬い場合は、足で押し込むこともあるくらい。
――と思っていたのですが、私の持つスコップ、シャベルのサイズの違いと全く逆で使っている人がいます。スコップが大きくて、シャベルが小さいのです。
先日も本を読んでいたら、スコップとシャベルが出てきて、どうもシャベルの方が小さいような記述でした。本にまでそう書いてあるので、なんだか心配になってきました。
スコップとシャベル、どちらが大きくて、どちらが小さいのでしょうか?
★私は、小さいのがスコップです。(星田)
A. ゼリーさんから
私の家での呼び方ですけど、シャベルは砂場とかに使う小型なもの、スコップは両手を使うとか、足を乗っけてザクッと掘るような土木で使う大型なものでした。
でも、ショベルカーってシャベルから来てそうなイメージですし、シャベルが大きいっていうのもありなかもしれませんね。
A. やまおさんから
スコップはシャベルより小型のものをいうことが多いですが、地方によって逆の場合もあります。また、土を掘りやすくするために先が尖っていているものをシャベル、先が尖っていないものをスコップという場合もあるそうです。
しかし、そもそも「shovel」は英語、「schop」はオランダ語で、土を掘るという同じ目的に使う道具です。
だから、スコップとシャベルの大小を比較すること自体、あまり意味がありません。あえて、その違いは何かと言われれば、外来語の起源が違うだけです。
A. ごんたさんから
私は大きい方をスコップ、小さい方をショベル(シャベル)だと思っていました。しかし、そうするとショベルカーはスコップカーと呼ばなければおかしいので、この区別は矛盾が生じます。
一体どういうことだ、私が間違って覚えていたのかと不安になりましたので、調べてみますと、シャベルは英語、スコップはオランダ語だということが判明、実は同じ物であるということが分かりました。
同じ物を違う言語で呼んでいただけで、大小の区別はなかったのです。ついでに書きますと「ショベルカー」は造語なので、恐らく海外では通用しないでしょう。
調べたついでに分かったことですが、JISでは一応明確な違いを決めていますが大小ではなく形(用法による違い)です。
また、大小での呼び分けは地域で違っており、JIS規格での違いは全く無視しているようです。
というわけで大小はあまり気になさらず周囲の人に合わせて呼び分けすればよろしいかと思います。
A. 少伯さんから
シャベル(ショベル)とスコップの違いについてですが、もともと同義語で明確な違いはないものと思われます。広辞苑などの辞書でも同義語として扱われています。
JIS規格には規定があるようで、足をかける部分があるものをショベル、無い物をスコップと記されているようです。
私は家庭菜園を今年から取り組んでおり、参考のため十数冊の参考書籍を購入しましたが、ほぼ、JIS規格に準じた記載となっております。
また、家庭菜園で使う小さなものはスコップとかシャベルとか言わずに移植ゴテというのが一般的なようです(こちらは統一されているように思います)。
本来同義語ですから、人や業界でそれぞれ異なったイメージで定着している可能性が大きいと思いますので、あまり気にせず、相手との会話での流れの中でその時々で臨機応変に判断していけばいいと思います。
A. Shino助さんから
スコップについて補足意見をいたします。
wikipediaなどによると、スコップはオランダ語の「schop」が由来とされていますが、英語に「scoop」(スクープ)という語があり、私はこれの影響もあるのではと思います。
scoop は「すくう」という意味で、「スクープ記事」など日本語でも使われています。また、アイスクリームや小麦粉などをすくう器具も
scoop です。(scoopでgoogle画像検索すると出てきます)
scoop→スクップ→スコップという変化はありそうですね。
西日本で、移植ゴテのような小さなものの方を「スコップ」と呼びますが、きっと英語の
scoop が由来だと思います。
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