--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.957 (2012.02.28)

Q. ちとせさんからの疑問

 私の疑問は、ズバリ、降水量ってどうやって量っているのですか?
 天気予報で、「○○mmの雨」っていうときは、あれはどういう意味なのですか? 1時間でってことですか? 1日でってことですか?
 私以外のみなさんは、知っているのでしょうか?
 ぜひ、教えてください。

いいえ、私も知りませんよ。
 「降り始めからの雨量は……」っていうときもありますね。(星田)


A. ごまさばさんから

 え? 1時間当たりの降水量ですよね?
 降水量の測り方は、メスシリンダーのような底面からまっすぐ立ち上がった容器に、1時間で何mmの雨水が溜まったかを見るのだと思います。
 底面と同じ水平断面を持つ容器であれば、なんでもよいと聞いたこともあります……。

A. てくたろさんから

 降水量は、1m×1mの底辺を持つ水槽にたまった水の深さを示します。その深さを、10分ごと、1時間ごと、24時間ごとに計測しています。
 雨のみを計測したときは「降雨量」、雪やみぞれなどもふくむ場合は「降水量」と言っています。また、雪やみぞれなどは、溶かして水になった状態で計測します。ただし、「降雪量」と言ったときだけは、凍った状態のまま計ります。
 普段の天気予報で使っている降水量は、特別の言い回しがないかぎり1時間あたりのものを使っています。
 特別な言い回しは、「降りはじめからの」「今日(昨日)一日の」「10分間の」などがあります。
「降りはじめからの」は前線到来からの積算量、「今日(昨日)一日の」は24時間計測、「10分間の」は10分計測です。

A. こーすけさんから

 降水量は、全国各地に設置されているアメダスの設備である雨量計によって測られています。
 雨量計では雨・雪・ひょう・あられ(雪・ひょう・あられは溶かししたもの)を測ることができます。
 方法は、雨量計の中に升がシーソーみたいに2つついてて、片方が満タンになったら動き、その動いた回数を測って、雨量を求めています。
 天気予報で使われている降水量は2つに分けられます。日降水量と24時間降水量です。
 日降水量は0時01分から24時までに降った水の量を、24時間降水量は任意の24時間(例午前8時から次の日の午前7時59分までなど)に降った水の量を表します。
 1時間に1mmの雨になるのは、1平方メートルあたり1mmです。つまり、1平方メートルに1Lの雨が降っています。

A. アンギラスさんから

 雨量は雨量計で測定しますが、アメダスにも設置してある主流の「転倒ます型雨量計」は、筒状の上部が「じょうご」になっていて、雨を集めて下部にある「ししおどし」様の器具に溜めます。
 そこに「じょうご」の口径から計算して0.5mm相当の雨が溜まると、カタンと倒れて信号を気象庁や気象台に送ります。その0.5mmの雨が何回「ししおどし」を動かしたかで、雨量を計測する仕組みです。
 台風や梅雨時の集中豪雨を言うときは、降り始めからの積算の雨量を言うこともありますが、普通「○○ミリの雨」というのは、雨の強さを示すため1時間当りの雨量を言います。
 気象庁では、その強さを形容する言葉も決まっていて、

  弱い雨……………… 3mm未満
  やや強い雨…………10mm以上20mm未満
  強い雨………………20mm以上30mm未満
  激しい雨……………30mm以上50mm未満
  非常に激しい雨……50mm以上80mm未満
  猛烈な雨……………80mm以上

と表現しています。

A. 半可通さんから

 降水量は、たとえばタライの様な物を水平に置いて、そこに溜まった雨水の深さを測定すれば測れます
 実際に、機械測定になる前は、気象庁職員が1時間毎に計測して「時間雨量」を記録することから始めました
 今はアメダスが自動的に1分毎の降水量データを気象庁に送ってますので、日本中の降水量がほぼ正確にリアルタイムでログされる様になってます。
 そのアメダス降雨計の仕組みを簡単に説明すると、日本庭園にある「ししおどし」の様な物の小さい金属製の仕掛けが入ってます その「ミニししおどし」が1回カッコンすると降水量が0.5mmと計測されます。1分毎に何回カッコンしたかを気象庁内のPCが受信してるわけです。
 アメダスの各端末内には、この降水量計測装置と気温観測用温度計、風向風力計、光センサ(日照時間計測用)が入ってます。
 さて、ご質問にあったのは「時間降水量」のことだと思われます。これは1時間当たりの降雨量に当たります
 今の日本ではアメダス雨量計が24時間の観測データを気象庁に送ってるので結構正確な観測が行われてます。
「日降水量」というのもありますが、これはカレンダー毎の統計を行うために記録してるわけで、0時から24時までの雨量です
 似たような概念ですが「24時間降水量」というのもあって、これは任意の24時間で区切った最大雨量を現してます(土砂崩れや洪水などの災害予測が目的)。
「日降水量」を月別に合計したものが「月間降水量」、さらに1月から12月までの総合計が「年間降水量」として各年毎に統計されてます。
 ちなみに過去データで月間降水量2299ミリが1993年7月に宮崎県えびの市で観測されてます。また、年間降水量も同年えびの市で8670ミリという記録があります。
「時間降水量」よりも短い「10分間雨量」というのもあります(集中豪雨の激しさを表現する際に使われる)。
 冬には雪になるわけですが、アメダスには電気ヒーターが付いていて雪を溶かして水として降水量に換算できるようになってます。
「降水量」の他に「積雪量」という観測も行われますが、これは地表温度や地形などの条件で大きな違いが出ます。

 次に、「降り始めからの雨量」と呼ばれる「連続雨量」について。
 アメダスで毎分の降水量が観測できるわけですが、連続で6時間以上カウントがないと降水量0mmという概念になります。
 アメダスのカウントは0.5mm相当が1カウントとなりますので、小雨がパラついた程度では降水量0mmの場合もあります。
 その0mmから0.5mmになった時刻を「降り始め時刻」と呼びます。さらに、その降り始め時刻以降の降水量を積算した数値が「降り始めからの雨量」として報道されます。
「降り始めからの雨量」が200mmに達すると土砂災害が発生しやすくなるといわれてます。
 ただし「連続雨量」計算では6時間雨が上がったら降水量0になってしまうので、崖崩れなどの災害を的確に予測するのには不都合が生じたので「実効雨量」という概念が導入されました。
 これは降り始めの前14日間の総降雨量まで考慮して地中に残存してる雨量を計算したものです。
 最後に、天気予報で使われる雨の降り方の表現と「時間降水量」の関係について。以下、○○mmは時間降水量:予報用語(人の受けるイメージ)です。

  10mm以上20mm未満……やや強い雨(ザーザー降り)
  20mm以上30mm未満……強い雨(どしゃ降り)
  30mm以上50mm未満……激しい雨(バケツをひっくり返したよう)
  50mm以上80mm未満……非常に激しい雨(滝のようにゴーゴーと)
  80mm以上………………猛烈な雨

 地形などの条件も加味されるので一概にはいえませんが、時間雨量が20〜30mmに達すると大雨注意報や大雨警報が出されます。