--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.969 (2012.04.29)

Q. 祐之さんからの疑問

  日本には物凄い額の債務(借金)があるらしくて、そういう国を「債務国」というそうです。
 国民ひとりあたり、2000万円程の借金があるらしいです。国全体の借金は、1秒間に14万円ずつ増えていっているらしいです。
 アメリカにはもっと多額の債務があるそうです。
 結局、世界を見て、債務のない国はあるのでしょうか? 石油や資源の豊富な国は、万年黒字の様な気もしますし……。

「日本の借金時計」というサイトがあります。
  刻一刻と金額がアップしていくので、恐ろしいです。(星田)


A. えんさんから

 国の債務が全くないということは、厳密にいうと通常はありえません。
 たとえば公務員がいて、給料を払う場合締め期間がありますよね。ある一定期間働いた分をある日に締めて、その後何日かで計算と振込等の準備をしてから支払われます。そのため必ず給与債務が存在することになります。
 公共事業も同じで完成して検査して、一定期間後に支払われますから、その期間内はこれも国に債務があることになります。
 でも、一般的にはそういう超短期のものは除いて国債の残高で考えます。この国債の残高が0である国が世界で唯一存在します、ブルネイダルマサール国です。
 ブルネイは天然資源(原油など)が豊富な国で毎年国の歳入が歳出を上回っており、調べたかぎり(1980〜2011)政府総債務残高は常に0でした。