--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.971 (2012.05.08)

Q. みっちゃんからの疑問

 どうでもよいような疑問で申し訳ないのですが……。
 最近、ノンアルコールのビールとか、よく売ってますよね。飲酒運転の罰則が厳しくなって、でも、酒の席で「お酒のようなもの」を飲みたいというニーズがあるからでしょう。
 ノンアルコール飲料についての表示についての疑問があります。
 先日、私が見た缶ビールは、アルコールが入っていないタイプのもので、表面に大きく「Alc 0.00%」と書かれてありました。
 私は疑い深いので、これは、小数第3位を四捨五入して、0.00%になったのではないか? つまり、アルコールがほんのちょっとだけ入っているのではないかと思ってしまうのです。
 確かに数字で表現することでインパクトはあります。でも、
どうして、ノンアルコール飲料は、「Alc 0%」ではなく、「Alc 0.0000%」でもなく、「Alc 0.00%」と表示されているのでしょうか? 何か理由があるように思えてなりません。

法律か何かで、アルコール分の表示について、決まっているのかな?(星田)


A. tanizoさんから

 ウィキペディアにも説明がありますが、かつて0%をうたっていても、

   0.2 % ≒ 0 %

と表記し、ノンアルコールとしていた時期があるようです。
 アルコール分を抑えたということで、0.00%という表記をしたとのことです。
 ただし、よく読むと、

   0.002% ≒ 0.00%

というようにも解釈できるような……?

A. おせっかいさんから

 私見を投稿させて頂きます。
 酒税法上、アルコール量が一定数以下であれば、「ノンアルコール」と表示可能ですが、わずかでもアルコールが含まれていれば、人によっては酔っ払ってしまいます。
 それで、「わずかなアルコールも一切含まれておりません」と、消費者に一見して理解してもらうために「0.00%」の表示になったのではないでしょうか?

A. とんとんさんから

 酒税法第二条で、「この法律において「酒類」とは、アルコール分一度以上7の飲料(中略)をいう」とあります。
 アルコールが1%未満の飲み物は「酒ではない」といえるので、0.9%くらいのアルコールを含んでいても「ノンアルコール」を名乗った商品があったようです。
 今はやりの「アルコール0.00%」みたいなやつは、かつてのインチキノンアルコールではないぞ、ということをうたっているのでしょう。

A. 半可通さんから

 ノンアルコール飲料についての表示が0.00%となってる理由については確認が取れてませんので、あくまで参考意見として……。
 先ず、酒類はアルコール度数1%以上という酒税法上の決まりがあります。逆にいうと、アルコール1%未満の清涼飲料水も存在するということです。
 ただ、それでも極端にお酒の弱い方は顔が赤くなったりします。酒饅頭とか甘酒でも酔っ払うという体質の方もいらっしゃいますので、お酒の弱い方が車に乗るときには、気を付けた方が好いのかも知れません(道路交通法ではアルコールの血中濃度で判定されるので交通違反ではありませんが……)。
 製造工程中で飲料の中に微量のアルコールが出来てしまう飲み物も世の中には存在します、甘酒などは好い例でしょう。
 また清涼感を出すために、意図的にアルコールを0.5%程度添加した飲み物もありますこれらは酒税法で決められた酒類には入らず、清涼飲料に区分されてます。ただ、車を運転する方には余りお薦めしたい物でもない。
 最近では酒気帯び運転に対する世間の目も厳しいものがあり、罰則も強化されてるので、本当にアルコールがゼロの飲料需要が伸びているのでしょう。そこで本当にアルコールが検出されない飲料であることを明示した飲料が登場することとなります。
「0.00%」という表示の持つ意味は、検出検査の結果を表示してると考えてよいと思います。こういう表示方法に関しては「健康増進法に基づく表示基準」に添って表示されてると思われます。
 そうであれば、0.00%表示の場合、以下のいずれかが該当するのではないでしょうか。

1)濃度0.002%未満の意味
2)測定装置(方法)の検出限界が0.002%前後であり小数点第3位の数値に信頼性がない
3)単に検出不能の意味

A. アンギラスさんから

 まず、ノンアルコール飲料と表示してよいのは、アルコール1%未満=0.9% 以下のものです。
 したがって、アルコール4〜5%の通常のビールならコップ1杯で酔ってしまうような完全に下戸の人が、0.9%のものを「ノンアルコールだから大丈夫!」としても、4〜5杯も飲めばそれなりに酔ってしまいます。
 それと差別化を図る目的で、0.00%と小数点2位まで「0」を付けて「ほとんどアルコールが無いこと」を強調しているのだと思います。
 実際には、原材料のうちの麦芽糖などの糖分が、空気中に自然に存在する酵母によってアルコール発酵している可能性もあるので、極めて低い濃度で含まれていると思います。
 そのような現象で、極めて低濃度でアルコールは含まれてる可能性もあるが、現実的に何も影響が無いし、ゼロをいくつも書き連ねると「うっとおしい」、「ラベルなどに書き込むスペースが無い」、分析して馬鹿正直に「0.003%」と書けば「アルコールが入っているという悪印象を与える」という面もあるし、意図して作ったアルコールではないから一定しないので書けないと思います。