Q. 涼子さんからの疑問
初めて質問します。
チョコレートが好きなので、お菓子売り場に行くと、ついつい目が行ってしまいます。
さて、「LOOK」というチョコレートがあります。これまで、なんにも感じていなかったのですが、ふと気がついてしました。
チョコレートは食べるものなのに、どうして「LOOK(見る)」なんでしょう?
不思議だなぁと思ったので、質問しました。よろしくおねがいします。
★「ハートチョコレート」や「パラソルチョコレート」は、形からの名前だとわかりますけど……、確かになぜ「LOOK」なんでしょうねぇ。
A. たっちゃんから
英会話テキストの中で、釣りに行った男の子が大物が掛かった時「Look」と声を掛けてました。日本語にするなら「見て!!」→「凄い!」の意味でしょう。
主語が省略されていて、「これを見ろ!(凄いぞ、美味しいぞ)」の意味なのではと考えてます。
A. ふぉとらさんから
不二家では、昭和34年に国産初のセンターチョコレート「ダブルチョコレート」がヒットしています。
このセンターチョコレートの技術を活かして、昭和37年に、おいしいだけでなく、さらにオシャレなチョコレートとして、ファッション用語だった「ルック」を商品名に選んで、高級でファッショナブルという新しいチョコレートの概念を打ち出したのが「LOOK」という商品だそうです。
A. まんじまるさんから
「ルック
ア・ラ・モード チョコレート」は、フランス人の産業デザイナーによってパッケージがデザインされました。
アラモードはフランス語で流行とか洗練されたという意味ですから、この場合はおそらく、LOOKは「見る」ではなくてファッションの世界で使われる新しいスタイルとか時代性を反映したファッションに近い意味だと思います。
4つのフルーツ味をチョコの中に内包した板チョコでしたから、今までの黒や茶色のパッケージの伝統的な板チョコとは斬新に違うことを表したかったのかと思います。
今の言葉でいえば「オシャレ」なチョコであることのアピールです。
ちなみに、ルックは発売当初から4〜5年はバラバラではなく、板チョコでした。
A. 半可通さんから
不二家ルックチョコレートが誕生したのは、今からちょうど50年前の昭和37年(1967年)だそうですが、その年はロングセラーチョコの当たり年だったみたいで、グリコアーモンドチョコ、明治アーモンドチョコも発売されてますし、あのチロルチョコも同じ年に誕生したそうです。
当時のチョコ市場では、明治、森永、グリコ、ロッテなどが先行してて、後発組の不二家ではシェア獲得が難しかった。そこで新商品を投入するに当たり不二家では他社にないコンセプトとして「センターイン方式」と「一箱で4つの味」という選択を行った。
ちなみにルックといえば粒チョコだと思いがちですが、発売当初は板チョコだそうで、昭和43年(1968年)から粒チョコになったそうです。
不二家としてはシェア獲得のために「おしゃれなチョコレート」を目指したかった。「センターインと4つの味」という他社にない特徴を「おしゃれ」というキーワードの中に込めたかった。そこで商品名を「おしゃれ」を連想させるファッション用語から持って来たのだそうです。
「LOOK」は、英単語の動詞「見る」ではなく、ファッション用語としての「ペアルック」とか「マリーンルック」とかの「ルック」だということです。
慶祝! LOOKチョコ生誕50周年!
あわせて、グリコと明治のアーモンドチョコ&チロルチョコも50周年おめでとう!
そぉ言えば、ここの管理人さんも……だったようような。
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