Q. ダットサンさんからの疑問
先日、我が家に届いた封筒に貼られていた切手は、図柄がエヴァンゲリオンでした。驚きました。こんな切手があるのですね。
キティちゃんの切手があったりして、これはもう「記念切手」ではないですよね。
こんなにたくさんの種類の切手が発売されていると、切手のコレクターさんは困ってしまうのではないでしょうか?
私が小・中学生だった頃は、切手を集めていた友人が何人もいましたが、最近はどうなんでしょうか? そのあたりも知りたいと思います。よろしくおねがいします。
★ そのあたりも知りたいと思います。よろしくおねがいします。
A. たっちゃんさんから
コレクターさんにもいろいろおられるようです。
何でもかんでも記念切手なら集める方、電車とか祭りとかテーマを絞って集める方。僕のように切手を買うとき、とりあえず記念切手で図柄の綺麗なものを買うという方。
届いた手紙にときどき記念切手が貼ってあるとそれだけで嬉しくなります。
A. あきよしさんから
自分は切手のコレクターではありませんが、コレクション癖はあります。そして、小学生の頃、ご他聞にもれず切手を集めておりました。
あのころは、切手収集がブームで、「持っていれば値が上がる」といわれていました。発行すればみんなが収集し、死蔵してくれる(=切手が配送代金として使われることはないので、丸儲け)状況で、郵政省が切手を乱造したため、切手に希少価値が無くなり、値が上がることはありませんでした。それどころか、収集家ですらも把握できないほどの切手を乱造したため、収集ブーム自体が終わりました。
今でも切手を収集している人は、大抵はターゲットを絞っています。日本の美術品を描いたものだけ集めるとか、記念切手のみ集めるとか、お年玉切手シートだけ集めるとか……。
郵政省の末期〜現在の日本郵便においては、多くの種類の切手を発行している理由は、手紙を書くのが好きな人に楽しんでもらうためになっているようです。切手は単に「配送料金を払った」印だけでなく、内容や相手に合わせて絵柄を選ぶ楽しみもありますから。
A. 宇美浜りんさんから
切手がたくさんあるとコレクターが困るかというと、コンプリートしようとする人は確かに大変です。しかし、自分のペースでコツコツ集めていく人は困らないでしょう。
前者は完全なコレクションを自慢するので、それが難しくなると困ります。日本人は生真面目なので趣味も完璧にこなすことを追求し、マイペースでやる人を非難することも。莫大なお金を注ぎ込まないと認めてくれない人もいます。
切手はもちろん、便箋やレターセットなど手紙に関するものをコレクションしてた人、昔はたくさんいましたが、私の周囲からは全くいなくなりました。
それらは実用品でもあったから入りやすかったけど、いまは友達にはメールで連絡を取るようになり、コレクションの対象になるような華やかな切手や便箋は改まった場では使えません。骨董品のように「実用に使えない道楽品」になってしまい、お金に余裕がある人しか買わなくなってしまうのでしょう。
たくさん切手が発行されたら、それだけ未開拓の土地・フロンティアが広がったのです。私はフロンティアが広大な趣味のほうが好きです。とくに知識を得ること(勉強?)は研究者さんたちが新発見を繰り返し、私が知らないこと、知識の未開拓地をひろげています。私は、わくわくします。
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