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「ダカーポ」443号(マガジンハウス) 2000年4月19日発売
ダカーポ No.443
噂には寿命がある。ノストラダムスにしても2000年問題にしても、その当日が過ぎてしまえば、それでオシマイ。期限が切れない噂もあるはずだが、それだって、いつのまにか人の記憶から薄れていく。 『なぜ「人の噂も75日」なのか』という著書を持つ星田直彦氏は、同書の中で「真相は五行思想にあり!」という独自の理論を展開している。 古代中国ではこの世の森羅万象はすべて5つの要素から成り立っていると考えられていた。それに伴い、季節も5種類あったと解釈される。春夏秋冬と、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前の18日間を指す「土用」である。この年に4回ある土用を合計すると75日。365日5で割ると73日、ほぼ一つの季節を73〜75日と考えれば、「人の噂は75日」というのは「噂もひとつのきせつをすぎれば忘れ去られてしまう」ととれる。 なるほどもっともらしい説。思わず「噂」にしたくなる?
『なぜ「人の噂も75日」なのか』星田直彦・祥伝社黄金文庫