『日本語って難しい？　やさしい？』
〜 Let's study Japanese！〜
2000年10月31日（火）【第96号】
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5504/

★目次★
　　
　　　１．月刊インタビュー（No.４）
　　　　　★雑木話★発行者〜【星田直彦さん】〜

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★１
　　月刊インタビュー（No.４）

　　この企画も今回で４回目を迎えました。これまでの３回は、在日外国人へのイン
　タビューだったのですが、今回から数回、メールマガジン（以降ＭＭ）の発行者に
　インタビューしていきます。

　　「ＭＭを発行する人ってどんな人？」「発行って難しいの？」など、読者の皆さ
　んも少なからず、興味があることでしょう。これからＭＭを発行してみたいとお考
　えの方にも、きっと参考にしていただけるはず。

　では、記念すべき最初の発行者さんをご紹介しましょう。あの★雑木話★の発行者、
　【星田直彦さん】です。

――星田　直彦（ほしだ　ただひこ）さんのプロフィール―――――――――――

　　1962年、大阪府生まれ。
　　府立高津高校を経て、奈良教育大学卒。
　　本業の傍ら、「身近な疑問研究家」としても活躍している。

　　著書　　「なぜ『人の噂も75日』なのか」　祥伝社黄金文庫
　　　 　　「人に教えたくなる雑学の本」ダイヤモンド社
　　　　 　「身近なモノの100不思議」 左巻建男（編著）　東京書籍
　 「ダイオキシン100の知識」　左巻建男ほか（編著） 東京書籍　他

　ホームページＵＲＬ http://homepage1.nifty.com/tadahiko/
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　　　【Ｈ】・・・星田さん　　【Ｋ】・・・かつみーこ

　Ｋ：こんにちは、星田さん（以降Ｈさん）。
　
　Ｈ：こんにちは、いつも読んでますよ。
　　
　Ｋ：ありがとうございます。私も読ませていただいてます。
　　　そのメールマガジン（以降ＭＭ）★雑木話★について、ちょっと内容をお伺い
　　　したいのですが。

　Ｈ：私は「雑学エッセイ」と呼んでいるんですよ。一つの話を中心にして、それプ
　　　ラス関連事項の雑学を集めたような形式です。これがメインです。あと「名数
　　　クイズ」「素朴な疑問」「この日、何の日」などのコーナーがあります。

　Ｋ：私は「エッセイ」が好きです。数に関するお話は、ちょっと頭の体操以上にな
　　　ってますが・・・(^^;　で、ＭＭはいつごろから始められたんですか？

　Ｈ：現在の形でＭＭを始めたのは、昨年の７月１日です。でもね、実は、「メール
　　　マガジン」という言葉は、昨年まで知らなかったんですよ。昨年の４月くらい
　　　にＭＭというものがあると知り、「ではやってみようじゃないか！」と思い立
　　　ったんです。

　　　しかし、どうも、ＭＭを配信するためには、自分のホームページを持つ必要が
　　　あると知り、昨年の５月にホームページを開設しました。それまでは、インタ
　　　ーネットもやったことがなかったんですから、ちょっと無謀だったですね。

　Ｋ：えっ〜、もっと古くからやってらっしゃると思ってました。でもどうしてＭＭ
　　　を発行しようと思われたんですか？

　Ｈ：長くなりますが、いいですか？

　Ｋ：はい、どうぞ。

　Ｈ：職業柄、人前で話をする機会ばかりなのですが、ちょっとした雑学をまぜると、
　　　聞いている人はよく耳を傾けてくれます。そのときに、まったく関係のない話
　　　をするわけにもいきません。どうしても「関連雑学」がほしいのです。

　　　私は雑学が好きで、それに関する本もたくさん読んでいます。しかし、本屋さ
　　　んにあるのは、「小さな文庫本にたくさんの雑学が収められている」――もの
　　　がほとんどです。本によっては、簡単にジャンル分けがなされていますが、一
　　　つ一つは特に関連があるものではありません。

　　　そこで、「一つの話を中心にし、それプラス関連事項を集めたような形式で書
　　　いてあるものがほしい」とずっと思っていたのです。幸い、私はパソコンにも
　　　興味があって、いつでも使えるようにと、以前から雑学をデータベース化して
　　　ありました。こうしておくと、たとえば「風」で検索すると「風」に関する雑
　　　学を集めることができます。自分でデータ化したものなのに、検索をかけてみ
　　　るとそのたびに新しい発見があって、これがなかなか面白いんです。

　　　そこで、発表できる形にまとめてみる気になったんです。それが、★雑木話★
　　　です。もちろん、メルマガを書くに当たっては、ストックされている資料だけ
　　　でなく、他の資料も調べますよ。

　Ｋ：データ化ですかぁ〜、凄いですね。実際Ｈさんのホームページには、色んな仕
　　　掛けがあって面白いですよね。・・・面白いといえば、ＨさんはＭＭをやって
　　　らして一番面白いことって何ですか。

　Ｈ：そりゃ、もう。読んでくださっている方からの反応があることですね。励みに
　　　なりますね。

　Ｋ：同感です（本当よ、読者さん！！！）じゃあ、逆に困ったことは？

　Ｈ：十分な時間がとれないことですね。時間さえあれば――と、ずっと思っていま
　　　す。

　Ｋ：うんうん（これも同感！）。
　　　ところで、★雑木話★は本にもなっているんですよね。どういう経緯で出版さ
　　　れることになったんですか？

　Ｈ：ＭＭの形をとるようになったのは昨年ですが、実は、ずいぶん以前から★雑木
　　　話★をニフティのフォーラム上で、「勝手に連載」していたんです。それが運
　　　良く出版者の目に留まって、初めての単著『人に教えたくなる雑学の本』（ダ
　　　イヤモンド社）になりました。さらに、今度はその本がきっかけになって、別
　　　の出版社からも声をかけていただき、今年の２月に『なぜ「人の噂も75日」な
　　　のか』（祥伝社黄金文庫）を出すことができました。現在は、次作に向けて進
　　　行中です。形になるときには、宣伝させてくださいね。

　Ｋ：よろこんで。
　　　で、これからもっとＭＭの中でやってみたいこととかありますか？

　Ｈ：読者のみなさんと一緒になって「雑学を深める」ということをさらに進めてい
　　　きたいと思っています。雑学なんてもともと深めるものではないのかもしれま
　　　せんが、★雑木話★を読んでいただいた方から、「そのことについてなら、こ
　　　んなこともありますよ」と教えていただけるような、メルマガを目指したいで
　　　す。

　Ｋ：なるほど〜。当ＭＭも「読者と共に考える」を基本姿勢に、楽しく役立つＭＭ
　　　を目指しているんですよ。一人だけの考えってやっぱり限界があるし、いろん
　　　な方から教えていただくことのほうが多いですよね。

　　　では、最後にＨさんのお好きなことばをお訊きしたいのですが。

　Ｈ：好きな言葉というより、今、いちばん実感している言葉があります。
　　　「時は金なり」です。普通ですが……。

　Ｋ：身につまされるなあ〜。今日はどうもありがとうございました。
　　　これからも益々ご活躍されることを願っております。

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