「楽しく学ぶ数学の基礎」
(星田直彦 著)
「あなたとは、友だち以上、恋人未満よ」。これも数学!?
著者は、奈良県在住。中学の数学教師をしながら「身近な疑問研究家」なる肩書きも持つ。
授業では日常生活や歴史と数学の関連を話し、生徒たちの関心を高めているそうだ。
本に込めた思いは、
「学生時代のテスト地獄から解放されて、あのときつまずいた『石』を蹴飛ばしてやりましょう」。
有理数と無理数、方程式に関数……。数学の基礎が学び直しできるかも知れない。
ちなみに「未満」とは「基準となる数量よりも小さいこと」。著者からのメッセージは、「相手はあなたを恋人として認めていない。『恋人以上』になるためには、かなりの努力が必要といえます」。
難解な方程式だ。
246ページ。ソフトバンククリエイティブ発刊。サイエンス・アイ新書。952円(税別)。
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