Q. 千葉県の蘭子さんからの疑問
一昨日、会社の先輩から、北海道のお土産で馬油を頂きました。一緒に説明書がついていたのですが……、何故か、食用登録商品となっておりました。
効用としては、関節痛・火傷・神経痛・リュウマチ・脱毛が気になる方・擦傷と書いてあり、下段に馬油は皮膚組織への浸透力が高く細胞の増殖、促進させる作用があり……、など気になる事が書いてありました。
いったい馬油って何物なのでしょうか?
油って何処の油なの?
ラードと同じような、やっぱり馬の……なのでしょうか?
でも、勝手な解釈ですが、北海道っていったらサラブレットとか食用の馬ではないような気がします。
先輩の話によると、お店の方は、
「ここの馬油は最高級です!」
と言っていたそうです。(商売上手!?)
しかし、こんなに身体に良い事書いてあるなら、食べたら胃潰瘍も治るのかしら? 好奇心は膨らむのですが、未だ使用してません。どうなのでしょうか?
A. 秀樹さんからの回答
まず馬油は字の通り馬の油です。
昔、大道芸人によって売られてきた「ガマの油」。実は「我馬の油」で、馬油のことです。医薬品ではありません。浸透性に優れ、皮膚を護り、新陳代謝を高めると言われています。
A. まいかさんからの回答
馬油とは、良質の馬の脂肪を精製濾過したものです。
スキンケアに使われる良質の馬油は、馬の鬣(たてがみ)の下から採取した脂肪を濾過(ろか)し、蒸気洗浄によって不純物を取り除いたもので、殆ど臭いもありません。皮膚の細胞を活性化する為に昔から火傷、炎症の良薬とされて来ました。ただし、最近では馬のスタミナにあやかりたいひとのため(?)に内服用のものも発売されていていて、これは主に内臓から抽出したもののようです。そのままではとても服用しにくいためにカプセルなどに加工されています。
ちなみに馬油が他の獣脂と大きく違うのは、不飽和脂肪酸の含有率です。一般に植物性の油脂が身体に良いとされる理由は、不飽和脂肪酸が多く含まれているからなのですが、馬油には63%もの不飽和脂肪酸が含まれているために、人間が皮膚を護るために分泌する脂と非常に近いのです。(美容関係ではこれを「皮脂クリーム」と通称します。)
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