--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.022 (2000.2.23)

Q. PINOさんからの疑問

 新聞で、タブロイドでない普通の新聞は、上下がスパッと切れていなくて波々になっていますよね。あれはなぜなのでしょうか?

その大きさの新聞は、ブランケット版と呼ばれています(星田)


A. 手紅さんから

 これは、わざわざ波形に切っているのだと聞いたことがあります。新聞紙への配慮ではありません。裁断機の刃自体が、波形なのです。
 何千枚、何万枚という枚数の新聞紙を一気に切らなければならないので、刃がまっすぐだと曲がってしまう――と言われて納得したものですが、よく考えると、不思議ですね。トタン屋根が波形になっているのと同じ理由だ、ということだそうです。伝聞ですので、裏はとれていませんが……。
 私も詳しいことを知りたいです。

「刃が波形」説ですか……。知らなかった!(星田)

A. denboさんから

 えっと、今回の疑問について自分のわかる範囲を書かせていただきます。
 これは、新聞紙を切る裁断機の刃がギザギザ状になっているためだそうです。なぜかというと、輪転機を回転させながら瞬間的に新聞紙を切るためには、まっすぐな刃よりは、ギザギザのほうが失敗なく切ることができるからだそうです。

A. indyさんから

 新聞はロール紙を使っています。その紙に、2ページ幅で縦に連続して印刷されます。この連続紙を縦折り(新聞紙1ページの大きさ)した後、1ページの長さに断裁します。このときの、歯の痕が波形となって残るのです。サランラップを切った痕が波形になっているのと同じです。
 新聞紙は数枚の紙で一部です。たとえば32ページの新聞なら、8枚の紙が重なっているはずです。2ページ幅で印刷した連続紙を8枚重ね、1ページの長さに切ります。
 どこの新聞社でも見学させてくれると思います。一度行ってみるとおもしろいですよ。

A. ささきさんから

 新聞紙は、でっかいロール紙(トイレットペーパーみたいなもの)に印刷して、切り取っていきます。印刷したものを何十枚も一度にカットする際、真っ直ぐな刃だと、ずれたりして、うまくきることができません。ギザギザな波形の刃を使うと、摩擦が大きく、何十枚もいっぺんに切ることができます。そのため、左右は真っ直ぐですが、上下は波形となっています。

A. moon−jellyさんから   http://www.hi-ho.ne.jp/~moon-jelly

 新聞用紙は、輪転機に何重にも巻かれていて、それを回転させながら新聞紙の大きさに裁断されていきます。ぶ厚い用紙の束を正確な寸法に切り揃えるのには、まっすぐな刃より、ギザとした刃の方が滑りにくく、狂いが少ないのです。そこで、裁断機にギザギザの刃を採用した結果、切り口である新聞の上下にギザギザの刃型が残っているというわけなのです。
 輪転機が導入される前は、一枚ずつ切った紙に印刷していたため、切り口はまっすぐだったそうですよ。

A. PENNYさんからも情報をいただいております。