--- 素朴な疑問集 ---
トップページへ    [素朴な疑問集 TOP]


疑問No.030 (2000.4.16)

Q. 木暮 隆さんからの疑問

 私、旅行が好きで海外へも行きますが、ほんのちょっと下調べをすることもあります。
 地図には当然、山の高さとか書いてありますが、TVなどでは「標高」とか「海抜」とか、両方を聞くことがあります。
「海抜」と「標高」はどう違うのか、同じなのか……知りたいのです。


A. チョロさんから

 基本的には一緒です。
 しかし、海面より低い土地をあらわすときに「標高−100m」とは言いませんよね。特に定められてはいないようですが、私の参考文献によると海抜は+1000m未満、標高は+300m以上のようです。(ダブっている部分はどうなんでしょうね?)
 と、こんな感じまでしか調べられませんでしたけど参考になりましたでしょうか?

A. Koujiさんから

 海抜は海抜高度のことで、日本では明治時代に東京湾の海水面の高度(潮の干満による高低差の平均)を一定の方式で(説明は難しい)計測した「東京湾中等海面」から24.500mの地点(現在は東京三宅坂にある24.4140m)を全国陸地の高さを求める「水準原点」(海面からは測れないので、ここから測った高さに24.4140mを加算する)と決めました。
 この水準原点から全国各地の高度を測定したものが「標高」と呼ばれるものです。各地の高度を表す数字はどちらも同じですので一般には「標高」も「海抜」も同一として使われているようです。詳しくは国土地理院で教えてくれると思います。

つまり、標高……基準面から測ったある地点までの垂直距離
      海抜……その基準面に海面を選んだ場合
  ってことですね。