--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.031 (2000.4.22)

Q. かよこさんからの疑問

 映画が好きで、映画館によく足を運びます。基本的に邦画はあまり見ません。かといって外国語ができるわけではないので、もっぱら字幕に頼っています。 ところで、私の友人は、
「アメリカには、字幕入りの映画なんてない」
というのです。本当でしょうか?
 アメリカにだって、フランス映画やイタリア映画が入ってくると思うのですが……。このあたりの事情をご存知の方、教えていただけないでしょうか?


A. しょうしょうさんから

 以前、『エリック・ザ・バイキング』という映画を見たのですが、

『エリック・ザ・バイキング』 1989年 イギリス映画
監督:テリー・ジョーンズ
出演:ティム・ロビンス、イモジェン・スッタブス
    ジョン・クリース、ミッキー・ルーニー、関根勤

 関根さんは、日本語でいろんなことをまくしたてていました。そのとき、英語の字幕が出ていたことを記憶しています。
『JM』(詳細略、キアヌ・リーブス主演)で、たけしさんのセリフが英語の字幕になっていたような……?
 まあ、もっと、映画に詳しい人がいることだと思いますが、参考までに。

A. Ken-ichiさんから  http://fukuda.aist-nara.ac.jp/~keni-ya

 実際に見たわけではなくて聞いた話ですが、もちろんアメリカの映画館でも字幕による上映はあるそうです。理由はもちろん非英語圏の映画が上映されることがあるから。
 ということで確認が取れてないので参考程度ですが、フランス語とかイタリア語の映画なんかに英語の字幕が表示されることはあるみたいです。

A. Seishiさんから

 もう35年ほど前の話ですが、アメリカ・カリフォルニアの某大学に留学していました。休みの日に、近くの映画館に日本映画が来たので見に行きました。確か『天国と地獄』という映画だったと記憶しています。まわりはほとんどアメリカ人の学生・大人のようでしたが、確か英語の字幕入りでした。
 面白かったのは、誘拐された子どもが後から刑事さんに言う台詞です。
「ああ、僕、あそこの場所を覚えている。だってあそこで、僕、オシッコしたもの」
 私がおかしくて吹き出したところ、確か英語の字幕にはその言葉は出ず、周りのアメリカ人はキョトンとしていました。しかし、遥か離れた席で同じく大きな声で笑った人がいて、
「ああ、あそこにも日本人が居るな」
と思ったものでした。
 同じような経験が今度は、終戦後日本で上映されたアメリカ映画でもときどきあり、字幕では分からない英語のやり取りに、観衆の一角に居るらしいアメリカ人の一団が爆笑していたのが思い出されます。
 その後、アメリカでもダビング(吹き替え)の技術が進んで、現在では字幕入りの映画は無くなったのかも知れませんが、すくなくとも一時期には、字幕入りの映画が上映されて居た事は事実です。
 残念ながら、現在の状況は知りません。

A. トムさんから

 ありますよ。おいらがロスにいたときに、日本の『Shall we dance?』が放映されましたが、そのときには、やっぱ字幕でした。ただ、こういう海外物の映画っていうのは、上映している映画館の数が非常に少ないですし、一般の人が見るのはまれなのではないでしょうか?

字幕の映画はあるが、数はすくない――ということですね。(星田)

A. ゆみえさんから

 こんにちは。アメリカにも字幕入りの映画はありますよ。ドイツ語や、スパニッシュ、あと、昨日私が見た映画の中では人間言葉ではないのが使われていたので、それもちゃんと字幕になっていました。たま〜に日本人がエキストラで一言発した言葉とかありますけど、そんなのはもちろん字幕にはなりません。きっとスパニッシュなどもそうでしょう。そういう言葉をわかるのはその国の人の特権でしょうね。

A. ともさんから

 私はアメリカに住んでおり、映画にもよく行きます。
 もちろん、アメリカ映画がほとんどですが、他の国からの映画もあります。私の経験からすると、映画字幕というのは見たことありません。ごくたまに映画の中で、外国人が話しているシーン(英語以外)で字幕が出る程度です。ほとんどの外国映画は吹き替えられるようです。
 昨年末に公開された日本の『Princess Mononoke(もののけ姫)』も英語の吹き替えでした。「アシタカ」役は確かレオナルド・ディカプリオ。
 ちなみにこちらフロリダ州ですが、映画は時間帯によって違います。大人でも3ドル50セントから6ドルぐらいまでです。これだけ安いのでレンタルビデオが日本ほどメジャーではありません。

A. 和狸さんから

 私は以前にアメリカの映画館で黒沢明監督の『乱』を見ましたが、全編字幕入りで上映されていました。この映画の台詞の中には結構古い言い回しがあり、情けない話ですが、私はときどき、英語の字幕で意味を確認しながら見ていたのを思い出しました。
 また、テレビで古〜いフランス語の映画を放映していたときも字幕入りでした。

A. tokoさんから

 アメリカにも字幕付きの映画はあるハズです。
 先日、友人が『MISHIMA』(F・コッポラ監督、緒方拳主演)という映画のビデオをアメリカから買ってきてくれました。これは、出演者は日本語で話していましたが、字幕は英語でした。

A. pharaohさんから

 アメリカで上映される映画にも字幕がつくことはあります。
 そもそも、字幕はなぜあるのかということです。まず、条件として元々の発音が理解できない人が観客の多数を占めていること。そして、他の代替手段(吹き替え等)よりもよりも字幕が良いと判断されること、が存在します。
 アメリカでも英語ではない言語の映画であれば、何らかの形でその言語を代替させる必要があります。そしてその代替手段のなかでもっとも良いものが字幕だから使われるのでしょう。
 たとえば『レッドオクトーバーを追え』という映画のなかには、ロシア人の台詞が英字の字幕で表現されています。
 よって、アメリカ映画にも字幕は使われるというのが結論です。
 ただ、実際アメリカに行って映画を見る場合、字幕の映画に出会うことはほとんどないでしょう。なぜかというと、日本では香港映画や、フランス、イタリア映画なども渋谷などに行けば単館上映してるの見ることができますが、アメリカでは映画といえばハリウッド製作、というのが当たり前で、ほかの国の映画を見るのは日本に比べ大変困難です。そして、ハリウッドの映画はほとんど(メジャーな作品については全部といっていいかも)が英語で製作されているので、字幕はありません。
 よって、アメリカで見るほとんどの映画では字幕をみることはないでしょう。