Q. いっちゃんさんからの疑問
どこを調べてもわからないことがあるので質問させて頂きたく思います。
東風(こち)、南風(はえ)というのは知っているのですが、では、西風、北風の特別な読み方はないのでしょうか?
もし、ご存じであればお答えいただけると幸いです。
A. さつきさんから
出典がコミック(秋田書店『BUD BOY』市東亮子著)なんでアレなんですが……、
「西風」……「まぜ」、「北風」……「きたげ」
と、ルビが振ってありました。
あとで、私個人が読み方の根拠が気になり、ブックシェルフ上で調べました。漢字を当てると 真風(まぜ) 北気(きたげ)だそうです。
この読み方は、上記漢字での特別な読みというわけではないとは思うのですが何かの参考になればと思います。
A. うにうにさんから
西風は「にし」、北風は「きた」と言います――ってのじゃだめでしょうか?
「こち」「はえ」と並んで,昔から使われてきた由緒正しい古語ですが……。
もっとも,「にし」「きた」と同様に,「ひがし」で東風、「みなみ」で南風を指すのですが、あえて「こち」「はえ」が挙げられているからには,やっぱりだめなんでしょうね。
風の名称はいろいろとローカルな言い方がありそうなので、調べてみたら面白いかもしれません。
A. tetsukazさんから
俳句を嗜む知人が持っている季語集『蝸牛 新季寄せ』(蝸牛社)によると(「佐保姫」の疑問の回答の出典と同じ本です)、
西風……「高西風」の形で「たかにし」
北風……「北風」で「きた」
とのことでした。そのまんまといえばそのまんまですね。
しかしながら、この本は季語を集めた物ですので、もしかすると別の読み方があるかもしれません。
A. Bambooさんから
こんなサイトがありました。
http://inpaku.j-phone.com/sky/gray/cloud/clouds-more/03.html
A. さちひろさんから
ちょっと違うかもしれませんが、参考までにお知らせを。
中国は前漢時代の百科全書「淮南寺」によれば、
東の風はじょうふう(條風)
東南はけいふう(景風)
南はきょふう(巨風)
西南はりょうふう(涼風)
西はりゅうふう(「風」+「謬」の旁の部分)
西北はれいふう(麗風)
北はかんぷう(寒風)
東北はえんぷう(炎風)
とするらしいです。あわせて八風って言うんだって。北風が「寒風」なのは解るけど、巨とか麗とか根拠は何かなあ。
A. さすけさんから
私のすんでいる仙台には、「西風蕃山」と書いて、『ならいばんざん』と呼ぶ山があります。教えていただくまで読めませんでした。
でも、一般的読み方ではなくて、ただの当て字かもしれませんが……。
A. 漁師さんから
昔から寒くなり強風を「ナライの風」とよびます。
地方により風の方向が違いますが、たとえば千葉県の沿岸では冷たい強風で北西からの風を「ナライ」と呼びますし、四国の沿岸では北の強風を「ナライ」といいますので、その地方での風向きで名前が変わるようです。
A. ふじさんから
ネットで調べていましたら、
西風……ならい
北風……あなじ
と読むことがあると知りました。
★う〜ん、この疑問解決はむずかしいようですね。
さらなる情報のご提供をを、お待ちしております。ぜひ。(星田)
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