--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.044 (2000.7.03)

Q. はにわさんからの疑問

 とある昔の文豪で、
「眠れないときは屁を十発こく。そうすると疲れ果てて眠れる」
という方法を実践していた人がいるというのですが、誰だかご存知ですか?
 これは、昔、私が角川文庫、小松左京著の『雑学???』に載っていたのを読んだのですが、誰だったのかどうしても思い出せないのです。
 載っていた本の名前も思い出せなくて……、ただ、シリーズモノで、全10巻かそれ以上出ていたはずです。本の名前はいいのですが、この文豪の名前、ご存知でしょうか?

本のタイトルならわかります。『雑学おもしろ百科』です。(星田)


A. ちあきさんから

 俳人の高浜虚子かと思います。
「屁」という文章に以下のようなくだりがあります。床についてもどうしても眠れなかった虚子が
「これから屁を十だけ奮発して放って見やう。其うちには必ず草臥れて眠るようになるであらう。さう決心すると間も無く、第一発を放す」
とあります。
 そして苦労して九発まで放ったのですが、十発目は、
「果たしてこの思ひ附きは功を奏して第十発に達せぬ内に熟睡することができた」
 九発で力尽きたようです。

うれしいです。かなり以前の疑問がやっと解決できました!(星田)