Q. まきばさんからの疑問
「スウェーデンリレー」って、ご存知ですか? 4人の走者が、100m、200m、300m、アンカーが400m走るリレー競技です。今でも、中学・高校の運動会などでは、やっているところがあるかもしれません。
でも、どうして、「スウェーデン」なのでしょうか? 私のできる範囲で調べても、周りの人に聞いても、さっぱりわかりませんでした。
ぜひ、教えてください。
A. NYさんから
スウェーデンリレーという競技は初耳でしたが、興味を持ったのでちょっと調べてみました。まだ答えは分かりませんが、経過報告だけ。
そもそも、
「なぜスウェーデン? スウェーディッシュじゃないの?」
という疑問がまず浮かびました。
インターネットで調べたところ、Sweden
relayと表記してる韓国とドイツのサイトはありましたが、英語圏、北欧諸国のサイトでは、どこもSwedish
relayと表記していましたので、どうやら英語では、本当はスウェディッシュリレーのようです。
しかし、その名前の由来を説明しているところは見つかりませんでした。でも、関連があるかもしれない興味深い記事が見つかったので、紹介しておきましょう。
題して、「リレーのバトンは誰が発明したのか?」。
1914年にScribner社から出版された『
Athletic Training 』によると、リレーは元々、手紙を手渡しで運んだ伝令にヒントを得ていたそうです。
当初、リレーは、走者が次の走者の手をタッチするだけだったのですが、この方法だとちゃんとタッチできているのかどうかが良く分からない。そこで、1912年のストックホルム・オリンピックの際に、スウェーデン・オリンピック委員会が、木の棒を手渡すように改良し、その後もこの方式が続いているとのこと。
――ということで、直接の答えではないのですが、これが関係あるのかないのか調査を進めてみます。また、ノルディックスキー競技に源がありそうな気もするので、こちらのほうにも手を伸ばしてみます。
A. 中原さんから
日本陸上連盟に問い合わせたところ、以下のような回答を得ました。
――1910年代、スウェーデンを中心に人気のあった、100m、200m、300m、400mの「1000mメドレーリレー」のことを、発祥の地から「スウェーデンリレー」と呼ぶようになったようです。
ちなみに、オリンピックでは1908年(第4回ロンドン大会)にて、「1600mメドレーリレー(200、200、400、800m)」が実施されています。
★わざわざ問い合わせていただいたのですか? ありがとうございます。(星田)
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